夏目友人帐的日语台本.docx

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夏目友人帐的日语台本

夏目友人帐的日语台本

同級生:

夏目、ちょう~い待ち、これに名前を書いてくれよ。

夏目:

名前?

旧校舎で何かやるのか。

同級生:

肝試しよ。

夏目:

佐々田。

同級生:

ある程度の人数は集めないと、使用許可が降りないの。

協力して。

同級生:

面白そうだろう、佐々田の発案でさ。

同級生:

よろしく。

同級生:

何?

夏目:

いや。

同級生:

意外だってさ。

まあ、俺もまさかお高いクラス委員長がお化け大会を主催するなんて。

同級生:

何か言った。

じゃ、決まったら連絡するから。

    何?

夏目:

やっぱり見えないか。

   や、やば、じゃあな。

同級生:

おい、夏目。

同級生:

なんだ、あいつ、急に慌てて

同級生:

何?

いまの?

 

露神の祠

 

夏目:

追いかけてこないか。

妖怪:

夏目様。

夏目玲子様ですね。

夏目:

違う、玲子は祖母だ、彼女はもうなくなっていて…

妖怪:

友人帳を寄こせ、寄こさねばとお前を食ってやろう。

ニャンコ:

やめろ

夏目:

ニャンコ先生

妖怪:

邪魔をするな

ニャンコ:

あれはお前のような低級の妖物が扱える代物ではない

妖怪:

黙れ

ニャンコ:

それに、友人帳はわたしがそいつの死後もらいうける約束になって

     おる。

つまり、先約済みだ。

おとなしく消えろ

妖怪:

お前ってこそ消えて

   き、貴様は…

ニャンコ:

見せろう。

身の程知らずな

     はい、よこらせ

夏目:

ありがとう、先生

ニャンコ:

では、七辻屋の饅頭でいいぞ

夏目:

気に入ったんだ

「友人帳のことで俺を訪ねてくる妖怪には2種類いる。

一つは今みたいに名前が書かれた妖怪たちを子分にしようと友人帳を狙ってくる連中。

そしてもう一つが…」

妖怪:

ごめんくださいまし

「友人帳の名前を返してもらいに来る連中」

ニャンコ:

や、あの饅頭はいくつでも食えてしまうな

     なんだ、また名前を返してやったのか

夏目:

まあな

ニャンコ:

まったく、余計なことを。

どんどん友人帳が薄くなっていくではない

     か

夏目:

名前を返すとひどく疲れる。

ニャンコ:

私が貰い受けるごろには何匹残っているやら。

いっそること、この時

     食ってしまうかな

夏目:

聞こえてるぞ。

インチキ招き猫

 

夏目:

いただきます

塔子:

はい、たくさん食べてね。

夏目:

はい。

   塔子さんは明るくてやさしい。

滋さんは無口だけど、いつも穏やかだ。

   の人たちには絶対に迷惑をかけたくない

塔子:

食べないわね

夏目:

ええ?

塔子:

猫ちゃん

夏目:

ええ?

   思い切り、迷惑をかけてる

塔子:

残り物じゃ、ダメなのかしら

滋:

これならどうかな

おお、食べた

塔子:

あら、本当、グルメね

夏目:

ったく。

あれ、これ、歯型か?

露神:

いやいや、なかなか美味ですな

塔子:

どうしたの、貴志くん

夏目:

え、いえ、ちょっと噎せちゃって

   塔子さんたち、見えなくてよかった

露神:

夏目殿、名前を返していただきたい

夏目:

はいはい

ニャンコ:

あれ、お前をよく見れば露神の爺じゃないか

夏目:

知り合いなのか、先生

ニャンコ:

あ、ずいぶんちっこくなっていたから分かれなかったな

露神:

お、その声、あ、そうか、お前は斑か。

ハハハハ、なんだ、お前さん、そ

   のふざけた…

ニャンコ:

ニャン、かしましい、食うぞ

夏目:

さて、じゃあ、始めようか

   我を守りしものよ、その名を示せ。

   これか。

あれ、これは次のとひっついてるぞ

ニャンコ:

本当だ。

ぴったりくっついておる。

これ、米粒だな。

夏目:

米粒?

ニャンコ:

玲子はズボラだったからな、飯を食いながら弄ったんだろう。

夏目:

頼むよ。

露神:

痛、いたたたた…無理にはがすな、皮膚がビリビリする。

ニャンコ:

教えただろうな、夏目。

名前を破られれば、身が裂ける。

燃やせば、

     灰になってしまう。

夏目:

そうだか、すまない、露神

露神:

驚いた

夏目:

まあ、そんなわけだから、諦めてくれ

露神:

なに~~

塔子:

貴志くん、お風呂、どうぞ

夏目:

はい

露神:

そんな薄情な…

夏目:

だって、剥がさないんじゃ、名前を返したくても返せないだろう

露神:

何とかしてくれ、夏目殿。

私の名前を返してくれな

夏目:

無理なものは無理だって

露神:

夏目殿~~~

 

ニャンコ:

露神はこの先の七ツ森に住んでおる

夏目:

持ってこいって言ったから、持ってきただけど。

こんなもの何に使うん

   だ?

ニャンコ:

用心のためだ。

いいから、しまとけ

花子:

あらあら、ありがとう

夏目:

あ、いえ、はい、どうぞ

花子:

ご親切にどうも。

いったんでいなければ、もらってくださいな。

夏目:

え?

花子:

一人で食べきれなくて

夏目:

ありがとうございます、いただきます。

花子:

いいお天気ですね

夏目:

あ、そうですね

花子:

それじゃ

夏目:

こういう時もう少し気が利いた受け答えはできればな、口下手なのが嫌に

   なる

ニャンコ:

あの婆さん、長くないな

夏目:

え?

ニャンコ:

あまりうまそうな匂いじゃなかった

夏目:

失礼なこと言うなよ

   ここが露神の…

ニャンコ:

なんだ、変な顔して

夏目:

露神って名前だけじゃなく、本当の神様だったのか

露神:

来てくれたか、夏目殿

夏目:

ヤバ、昨夜の無礼ざんめ、たたられる。

っつか、玲子さん、なんで罰当た

   りな…

露神:

おや、どうしたのかな

ニャンコ:

こやつ、お前が本物の神様だったと慌てておるのだ

夏目:

ええと、露神様

露神:

ハハ、違う違う。

神と呼ばれているが、もとはこの祠に住み着いた宿無し

   の妖物だよ。

   その昔、このあたりをひどい旱魃がうそってな、惨状を蒸れた村の若者が

   この祠に祈った。

そしたら明くる日たまたま雨が降った。

以来、村の者た

   ちはこの祠を露神と崇め、供物をどっさりとおいでいくようになってな。

   気づくと、私は力に溢れ、姿も立派になっていったのだよ

夏目:

立派にね

ニャンコ:

この前会ったときは人間ぐらいあったぞ。

露神:

今では人の足元途絶えた、だから信仰のおかげで大きくなった体もこんな

   ふうに縮んでしまったというわけさ。

夏目:

そうなんだ、桃、あげようか。

露神:

桃なら、あるよ、ほら

夏目:

そうか、あの人

露神:

会ったのか、花さんに

夏目:

あ、花さんっていうんだ

露神:

今やここに拝みに来てくれるたった一人の人間

   なるほど、一緒にいいか

夏目:

あ、ひっついてるやつも一緒に名前を返せば、むりやり剥がさなくても済

   むだろう。

ただ、でかい問題一つある。

俺たちはもう一枚の妖怪を知らな

   い。

露神:

それなら知ってるよ。

夏目:

本当か

露神:

玲子に負けたあと、私はくやしくてな。

次に名前を奪われた妖物がいると

   聞いて、溜飲を探るべく、そいつの顔を見に行ったのだ。

よし、出来たぞ、

   名は忘れたが、こんなやつだ。

夏目:

本当にこいつなのか

露神:

え、われながらよくかけておる

夏目:

毛はなかったの

露神:

毛は…なかったの

夏目:

一本も?

露神:

一本もじゃ、当時、そいつは三塚に住んでおってな。

影の虫で、影を伝っ

   て移動…なんだ、どうした

   こら、何を笑っておる。

私の絵をばかっつのか。

おい、この罰当たりども

 

夏目:

三塚で妖怪探しが始まった。

しかし、数日を費やして探したものの、やは

   り見つけることはできなかった。

ニャンコ:

なんだ、眠そうだな。

捜索疲れか?

夏目:

まあね。

   そうか、花さんには見えないんだ。

息がかかるほど近くいるのに。

花さん:

あら

夏目:

どうも

花さん:

あなたもお参り?

夏目:

あ、まあ

花さん:

よかったわ。

もう最近来るのは私だけみたいで。

露神様、お寂しいじゃ

    ないんかと思っていたんですよ。

夏目:

いつごろからお参り?

花さん:

小さい頃よ

夏目:

えぇ

花さん:

笑わないでくださいね。

私、一度だけ露神様を見かけしたことがする気

    がするんです。

夏目:

え?

花さん:

女学校からの帰り道、その日も今日みたいな天気で、いつものようにお

    参りをして、顔を上げたら、祠の後ろに足が見えたんです。

驚いたけど、

    気づかないふりをしましてね。

そうしたら、翁の面を被った人が気持ち

    良さそうに、今日はいい天気だなって、私、思わずそうですねって言っ

    てしまいそうになってけれど、人間に姿を見られたとしたら、露神様は

    消えてしまう気がして。

でも今でも思うんですよ、思い切って声をかけ

    たらよかったかしらって、だって露神様はいつも一人っぼちでしょう。

    私なら寂しくて耐えられないかも、だからせめて声を...

 

花さん:

いつも一人っぼちでしょう

夏目:

一人、一人は寂しい、一人は苦しい、一人は苦しい

夏目:

苦しい、重い、寝ぼけるな

ニャンコ:

お前、ゆうべ、魘されておったな

夏目:

先生が重かったんだよ

ニャンコ:

心に隙があったのさ、弱い心は魔物を呼ぶ、命を落としたくなかった

     ら、どんな時でも気を緩めないことだ。

まあ、もっとも私は早く命を

     落としてもらったほうが、友人帳も早く手に入って嬉しいがな。

夏目:

今度寝ぼけたら、尻尾の毛抜くからな。

ニャンコ:

鬼だな

夏目:

妖怪に言われたくない

露神:

見つけたぞ、夏目殿

夏目:

間違いないんだ?

露神:

あ、やっぱりあいつはこの山にいた、声をかけたら、逃げてしまったが、

   まだそう遠くへは行っていまい。

夏目:

先生、二手に分かれるか

   

   どうした

ニャンコ:

なんかやばいのが来る

夏目:

やばい?

妖怪:

参りました。

   参りました。

露神:

悔しいだ、向こうから現れるとは

夏目:

ええと、全然似ってないじゃないんですか

露神:

馬鹿いい、そっくりじゃないか

夏目:

同じなのは字だけだ

ニャンコ:

夏目、鏡だ。

日の光を反射させて目くらましにするのだ。

夏目:

そうか。

先生。

妖怪:

参りました。

露神:

夏目殿。

妖怪:

参りました。

参りました。

   食べ物をいただきに参りました。

参りました。

参りました。

玲子:

ねえ、私と勝負しない?

あたしに勝ったら、食べ物をあげる。

なんなら、

   あたしを食べてもいいわよ。

あたしは玲子、あなたの名前は?

夏目:

分かった、こいつの名前は...

妖怪:

参りました。

ニャンコ:

夏目

夏目:

濯、露神、名を返そう

玲子:

聞いているの、露神。

露神:

聞いてるよ、玲子。

玲子:

いつまでも供物は続かないわよ。

現に今日だって桃一つないじゃない?

露神:

あ、そうだね。

玲子:

人はとても現金で薄情よ。

力があるうちに、もっといい住処を探すのが身

   のためね。

露神:

ありがとう、玲子。

けれど、一度愛されてしまえば愛してしまえば、もう 

   忘れることなどできないんだよ。

ニャンコ:

夏目

     もう歩いて大丈夫なのか。

夏目:

あの濯って妖怪は影を伝って村へおりて、残飯をもらう代わりに、その家

   の皿を洗って帰るんだってね。

ニャンコ:

なんだ、調べたのか

夏目:

今じゃ、町は夜でも明るいし、もう会うこともないかもな

ニャンコ:

山には仲間もいる。

人間なんかと縁が切れて、あいつもせいせいして

     るさ。

夏目:

そうかな、だったらいいけど。

   露神、桃、持ってきてやったぞ。

   露神?

露神:

ここだ、夏目殿。

夏目:

あれ、また小さくなったな

露神:

まあな

夏目:

光だったぞ、どうしたんだ

露神:

あ、花さんが行ってしまったんだ。

夏目:

え?

露神:

花さんは長いこと患っていてな、最近はここへ来るのもやっとだったんだ。

   花さんは私を信仰してくれた最後の人間、彼女が行けば、私も消えるのさ。

夏目:

俺が、俺が信仰するよ。

毎日は無理でも、拝みに来るよ。

露神:

ダメだよ、夏目殿、君は私の友人だ。

これでいいんだ。

花さんと一緒に行

   ける。

ずっと、ずっと見ているばかりだったが、これで、人に、あの人に

   やっと触れることができるような気がするよ。

夏目:

聞こえてたんだよ、花さんには、あなたの声が、露神。

露神:

ありがとう、夏目殿。

昔も今も、人間とは可愛いよだね。

   今日はいい天気だな

花さん:

そうですね。

ニャンコ:

うん?

どうした?

夏目

     ああ、こら、何をする、もったいない

夏目:

罰当たりなこと言うな

ニャンコ:

ここにはなにもおらんぞ

夏目:

今日はいなくても、明日はいるかもしれない。

思う心が大事なんだよ。

   なにやってんだよ。

このマヌケ猫。

ニャンコ:

招き猫だ、化物。

     ニャン

夏目:

なにがニャンだ。

饅頭を返せ。

こら。

ニャンコ:

ニャン

夏目:

待って、饅頭泥棒。

ニャンコ:

私の饅頭だ。

夏目:

買ったのは俺だろうが。

待って、こら。

ニャンコ:

やだ、ビーーー。

ニャンニャンニャン

 

予告

ニャンコ:

おい、夏目、八ツ原の妖物どもが人間にやられたと泣いておるぞ。

夏目:

妖怪が見えるやつの仕業ってことか。

ニャンコ:

あいつどいらく怪しい。

夏目:

君は

田沼要:

俺は田沼要。

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