日语1级真题及答案全.docx
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日语1级真题及答案全
2010年12月日语N1真题
問題1___の言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
1話が本筋からそれてしまった。
1もとすじ2もときん3ほんすじ4ほんきん
2友人にピアノの伴奏を頼まれた。
1はんそう2ばんそう3はんそ4ばんそ
3名探偵の推理で事件は無事に解決した。
1しんり2すいり3どうり4ろんり
4先日の会議では、極めて重要な問題が話し合われた。
1きわめて2あらためて3つとめて4つきつめて
5もう尐しアイディアを練ってからお話しします。
1けずって2つのって3ほって4ねって
6靴のひもを締めた。
1からめた2ゆるめた3はめた4しめた
問題2()に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
7各国のテレビがそのニュースを()。
1投じた2配送した3報じた4配布した
8森林伐採が環境に()影響は大きい。
1及ぼす2授ける3費やす4掲げる
よしだ
9吉田さんは弁護士として20年もの()を積んできた。
1ベテラン2ポジション3ステータス4キャリア
10この小説の主人公は、歴史()の人物をモデルにしている。
1上2面3側4内
11交渉が()進み、無事に契約することができた。
1しとやかに2しなやかに3円滑に4性急に
12次の大会に向けて、チームの()を強めよう。
1収束2結束3親密4緊密
しじょう
13その企業は巨大な資本を()に、海外の市場に進出した。
1背景2根源3後援4発端
問題3___の言葉に意味が最も近いものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
14
今回の研修会は、出席者がまばらだった。
1多かった
2
尐なかった
15
3まじめだった
昨日は一日中どんよりした天気だった。
4
ふまじめだった
1曇っていて暗かった
2
晴れていて明るかった
16
3風が吹いて涼しかった
父は毎朝、丹念に新聞に目を通す。
4
雨が降って蒸し暑かった
17
1ぼうっと2ちらっと
最近、仕事がはかどっている。
3じっくりと4ざっと
1予想外に遅れている
3徐々に減っている
2順調に進んでいる
4急激に増えている
18の結果、この計画は見合わせることになりました。
1承認する2実施する3変更する4中止する
19激しい雨のため、やむをえず試合は延期することになった。
1
しかたなく
2まもなく
3
思いがけなく
4限りなく
問題4次の言葉の使い方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
20調達
1新しい事業のために、資金を調達しなければならない。
2インターネットで奨学金の申請方法を調達した。
3希望の職種に就くためには、早めに必要な資格を調達したほうがいい。
4環境問題に対する各国の若者の意識を調達した。
21細心
1初めて一人で海外旅行をしたときは、細心の思いをした。
2この二つの言葉は似ているが、細心のところでは意味が異なる。
3美術品の運搬には、細心の注意を払う必要がある。
4イベントの概要は伺いましたが、細心の説明はまだです。
22意地
1彼は何がやりたいのか、意地がはっきりしない。
2そう意地を張らずに、すなおに謝ったほうがいいよ。
3会議で、この調査の意地を説明した。
4わが社は顧客の意地に沿った商品開発を目指している。
23めきめき
1あのひとは発言するたびに意見がめきめき変わる。
2入院して、健康のありがたみをめきめき感じた。
3遠慮しないで、めきめき召し上がってくださいね。
4水泳教室に通ったおかげで、めきめき上達した。
24目先
1田中さんはつい目先に帰ってしまいましたよ。
2あのモデルのファッションは流行の目先を行っている。
3目先の利益を追うのではなく、会社の将来を考えるべきだ。
4決勝戦を目先に控え、選手はだいぶ緊張しているようだ。
25見落とす
1人が困っているのを見落とすわけには行かない。
2飛行機に乗っている間、窓からずっと海を見落としていた。
3部長は、気づいていたようだが、今回の失敗を見落としてくれた。
4メールが多すぎて、重要な連絡を見落としていた。
問題5次の文の()に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
やまかわ
26山川鉄道は、3月で開業90年を迎えるの()最新型車両を導入し、15日から営業運転を開始する。
1を限りに2を皮切りに3をよそに4を機に
27いかなる理論でも、データによって実証されなければ多くの人に()しない。
1受け入れは2受け入れられは
3受け入れられては4受け入れられることは
28(テレビのコマーシャルで)
「こちらは添加物を()使用していない、ヘルシーな食用油です。
」
1いっさい2とても3きっと4まさか
29「今回のプロジェクトを任され、その責任の重さに身が引き締まる()です。
」
1考え2見込み3思い4始末
めいわく
30「このたびは、私どもの商品発送ミスにより、お客様に大変ご迷惑をおかけしましたことを深く()。
申し訳ございませんでした。
」
1わびていただきます2わびていらっしゃいます
3おわびいただきます4おわび申し上げます
31上司「君、困る()!
資料にミスがあったぞ。
君のせいで大恥をかいたよ。
」部下「すみません。
うっかりしておりまして……」
1じゃないか2のではないか
3じゃないのか4のではないのか。
32地球温暖化抑制への貢献が、ここ10年あまりの間に、優良企業の条件の一つ()ようだ。
1としうる2となりうる
3としつつある4となりつつある
33子ども「お母さん、来週の日曜日、さくら山に行ってもいい?
」母親「だめよ。
今の季節、あの山にはハチがたくさん出るのよ。
万が一、()大変でしょ。
」
1刺されさえしたら2刺されでもしたら
3刺させるなどしても4刺させるくらいしても
34自慢する()が、私は入社以来10年、一度も遅刻をしたことがない。
1だけのことではない2ほどのことではない
3だけのことに過ぎない4ほどのことに過ぎない
35「いくら注意しても、後輩が同じ失敗を繰り返します。
私は注意し続けるべきでしょうか。
それとも本人が気づくまで、もう何も言う()。
」
1べきでしょうか2べきなのでしょうか
3べきではないのでしょうか4べきなのではないでしょうか。
問題6次の文の
★に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(問題例)
あそこで★は山田さんです。
1テレビ2見ている3を4人
(解答の仕方)
1.正しい文はこうです。
あそこで★は山田さんです。
1テレビ3を2見ている4人
2.★に入る番号を解答用紙にマークします。
(解答用紙)
(例)①●③④
36山田監督は私の恩人です。
今の
★
ことです。
1あっての2あるのも3私が4監督
37いったん仕事を引き受けた
★
最後までやり通すに違いない。
1彼の性格2からして3からには4責任感の強い
38ちょっと考えれば、さっきの話が冗談
★
、単純な彼は簡単に信じてしまった。
1わかるだろう2だって
3に4ことくらい
やまだ
39かつて映画スターであった山田氏が初挑戦で知事選に勝利したのは、能力という
大きい。
★
1ところが2より3よる4人気と知名度に
40この植物はとても強いので、
★ちゃんと育ちますよ。
1水やりを2さえ3しなければ4忘れ
問題7次の文章を読んで、文章全体の趣旨を踏まえて、41から45の中に入る最もよいものを、1・2・
3・4から一つ選びなさい。
いまはコミュニケーション能力が過剰に求められる時代である。
職場でも学校でも、あるい
はもっとプライベートな空間でもいい。
あらゆる人間関係において、自分の価値を認めてもらうためには高度なコミュニケーション能力が必要とされる。
書店に行けばコミュニケーシ
ョン能力を高めるための自己啓発本があり余るほどでているし、わざわざそのための学校に
41。
確かに、いまの産業のあり方をみると、コミュニケーションが富を生み出す経済活動の中心
にきていることがわかる。
製造業は人件費の安い海外に工場をどんどん移転させ、国内に残
っているのは、マネジメントや企画、研究開発、マーケティングといった本社機能的な仕事ばかり。
そこでは、組織をまとめあげる、アイディアを出す、交渉する、プレゼンをする、
ディスカッションをするといった、高いコミュニケーション能力が必要とされる活動がどう
しても物を言う。
社会のあり方が、工場中心からコミュニケーション中心へと大きく転換しているのである。
しかし、コミュニケーション能力が、人びとの価値を決める独占的な尺度になることは、4
た
2。
事実、コミュニケーションべたで自己アピールにそれほど長け(注1)ていなくても、
能力のある人はいっぱいいる。
私も大学でゼミを指導していると、ゼミの議論では目立っていてもリポートの出来はそれほどでもない学生や、逆にゼミではおとなしくてもすばらしい
リポートを書いてくる学生に頻繁にであう。
コミュニケーションの巧みさと本人の能力は必
ずしも一致しない。
もちろんコミュニケーション能力も人間の能力の一つではある。
だから、それが評価基準の
かとう
一つになることは当然あっていい。
43、コミュニケーション能力をめぐる過当(注2)
な競争は、人間関係にひずみをももたらすだろう。
引きこもりは、社会のなかで要求されるコミュニケーション能力があまりに高いため、一度他者とのコミュニケーションにつまずくと、なかなか新たなコミュニケーションに踏み出せ
なくなってしまうことから生まれる。
引きこもりまでいかなくても、周りとのコミュニケー
ションのなかで自分がまともに相手にされなければ、誰だって心を閉ざしてしまい、内にこもりがちになるだろう。
コミュニケーション能力をめぐる競争が激しい社会は、44人に
とても冷淡だ。
また、いじめは、子供たちのコミュニケーション能力の欠如からおきているのではなく、逆に、みんなが空気を読みすぎることで生じるストレスのはけ口を特定の人間に向けることで
おきている。
こうしたストレスや重圧は、子供に限った問題ではない。
空気を壊してはなら
ないという圧力は、人々にコミュニケーション能力をさらに要求するだろう。
しかし、それが進めば、社会のなかで同調圧力が強まり、社会そのものが萎縮(注3)45。
(萱野稔人「私の視点」2009年4月9日付朝日新聞朝刊による)
た
(注1)長ける:
優れている
かとう
(注2)過当な:
適当な程度を超えている
いしゅく
(注3)萎縮する:
元気がなくなる
41
1通う人もいるほどだ
2
通うまでもなかろう
3通うべきである
4
通う人がいるのだろうか
42
1極めて当然のことではないか
2
極めて可能性が低いのではないか
3はたして健全なのだろうか
4
はたして起こり得ないのだろうか
43
1したがって
2
すなわち
3それどころか
4
とはいえ
44
1こうしてつまずかせる
2
そこから踏み出させる
3それにつまずいてしまった
4
ここから踏み出してしまった
45
1してしまうのだろうか
2
してしまうだけである
3してしまうものでもない
4
してしまうとも言えまい
問題8次の
(1)から(4)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4か
ら一つ選びなさい.
(1)
ほかの人の成功事例をマネすることが、必ずしも自分の成功を約束するものではなくなったのがいまの時代です。
昨日までの成功は、今日の成功を意味しません。
そのような時代に大切なのは、やはり創造力です。
そして創造力とは新しいものをつくりだす力を意味している以上、失敗を避けて培えるものではありません。
創造力を身につける上でまず第一に必要なのは、決められた課題に解を出すことではなく、自分で課題を設定
する能力です。
(畑村洋太郎『失敗学のすすめ』による)
46筆者によると、いまの時代に創造力を養うには何が必要か。
1失敗を経験しながら課題を見つけ出す力
2失敗を重ねながら課題をこなしていく力
3失敗を生かしながら課題を遂行する力
4失敗を受け入れながら課題を解く力
(2)以下は、ある会社が取引先に出した文書でる。
2010年11月10日
エ―ピーシー株式会社海外営業部長
田中春子様
国際課長西田良雄拝啓
貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
アサクラ株式
会社
先日お知らせいたしました通り、弊社は、事業拡大のため、来年1月に本社を現在の朝日ビル(北森区)から山中ビル(西川区)に移転いたします。
それに先立ちまして、これまで東川区にございました国際課も、12月3日に山中ビル5階に移転することになりました。
つきましては、以下の通り新住所および連絡先をお知らせいたします。
今後とも、なお一層のご愛顧のほどお願い申し上げます。
敬具
記
新住所:
〒141―0023東京都西川区大町1-5-20山中ビル5階新電話番号:
03―7434―5656
新FAX番号:
03―74345657以上
47この文書で最も伝えたいことは何か。
1アサクラ株式会社の国際課が1月に山中ビルに移転すること
2アサクラ株式会社の国際課が12月に山中ビルに移転すること
3アサクラ株式会社の本社と国際課が1月に山中ビルに移転すること
4アサクラ株式会社の本社と国際課が12月に山中ビルに移転すること
(3)価値観や科学的常識は、誰にとってもいつの世でも、変わらぬものだと感じがちです。
しかしそれは雲の形の
ように、一見、静止しているように見えて、じつはゆっくりと変化しています。
あまりにもゆっくり変化するため、多くの人が、雲は静止画のように変化しないものだと信じているのです。
誰もが、たまたま自分の成長期に見ていた雲こそが「正しい雲の形」だと思い込みます。
こうしてそれぞれの世代の人の脳裏にある雲の姿は、お互いに尐しずつズレてきて、すれ違いが起こるのです。
(藤沢晃治『「わかりやすい教え方」の技術―「教え上手」になるための13のポイント』による)
48筆者は、すれ違いが
起こる原因をどのように説明しているか。
1見る雲の形はどの世代でも変わらないが、一人一人は違う雲の形を見ているため
2見る雲の形はどの世代でも同じだが、一人一人の記憶の中で雲の形が変わっていくため
3見る雲の形は世代によって違うが、一人一人は雲の形はいつも同じだと思っているため
4見る雲の形は世代によって異なるが、一人一人の好きな雲の形はそれ以上に違うため
(4)データが示す姿は光の部分もあれば影の部分もある。
そのどちらか一方だけを強調することは、分かりやすさ
いたずら
という面はあるものの、徒に対立軸を先鋭化(注)させたり、無用の混乱を生じさせる危険性がある。
これらをいちいち意識しているのは大変であるが、尐なくともデータをやみくもに信じてしまう態度だけはと
わな
るべきでない。
データの罠を見分ける力、すなわちデータリテラシーは、多くの人にとって必要なものではある
が、本来は、公平で客観的な報道に努めるべきメディアに携わる人間が、しっかりと備えていなければならない必須の条件である。
(田村秀「データの罠―世論はこうしてつくられる」による)注:
先鋭化させる:
ここでは、目立たせる。
49筆者によると、報道に携わる人間が備えておくべき必須条件とは何か。
1示されたデータから影の部分を取り除く力。
2示されたデータが偏ったものではないか見抜く力。
3示されたデータをありのまま分かりやすく伝える力。
4示されたデータから報道目的に合ったものを選び取る力。
問題9次の
(1)から(3)の文章を読んで、後の問に対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から
一つ選びなさい。
(1)
た
すでに地図の空白がなくなった現在、地理的な冒険や探検といった行為は、時間が経つにつれてどんどん不可
能になってきている。
ジャーナリストの本多勝一氏は、冒険の条件として「命の危険性」と「行為の主体性」の
かか
二つをあげているが、①近代の冒険は、その後者が重要なのだ。
それはつまり自己表現の問題とも密接に関わっ
てくる。
ここでいう表現とは、地図上に誰もたどったことがない軌跡を描くという意味である。
これまでの人類
ふかん
すきま
の歩みを俯瞰(注1)して、その隙間を見つけ、自分なりの方法で空白を埋めていく行為と言い換えることもでき
ほう
る。
わかりやすいところでは、登山におけるバリエーション・ルートや、8000メートル峰(注2)を無酸素で登る
ほう
ことや、厳冬期にどこそこを横断するとか、はじめて大陸の最高峰に全部登るとか、そういうことだ。
末踏(注3)
の地がなければ、点と点を結んで誰もおこなっていないことをすればいい。
そうした点と点を結ぶのが厳しい土
地、アクセスの難しい場所、思いもよらないルートを形成するなら、なおさらその注目度は増していく。
冒険の世界には、海でも山でも空でも、そういう志向が必ずどこかに存在している。
白紙のキャンバス(注4)に絵を描くためには表現力が必要なように、②地理的な空白がなくなった時代を生きる現代の冒険家たちは、そこに特別な自分なりの題材を見つけなくてはいけない。
だからこそ③冒険者はアーティストでもあるといえる。
(石川直樹『最高の冒険家』による)
ふかん
(注1):
俯瞰する:
全体を眺める
ほう
(注2):
8000メートル峰:
8000メートル級の山
(注3):
末踏:
まだ誰も足を踏み入れたことがないこと
(注4):
キャンバス:
絵を描くための布地
50筆者は①近代の冒険は、その後者が重要なのだと述べているが、それはどのような意味か。
1誰もが難関と感じる対象を探し、命をかけて挑戦することが重要だ。
2先駆者が偉業を成し遂げた場所に、新たな決意で挑戦することが重要だ。
3新たな冒険の対象を見いだし、独自の方法でそれに挑戦することが重要だ。
4誰も踏み入ったことのない場所に、独創的な方法で挑戦することが重要だ。
51②地理的な空白がなくなったとはどういうことか。
1誰も考えつかないような冒険のルートがなくなった。
2自分なりの方法で冒険できる場所がなくなった。
3冒険に値するルートがすべて行き尽くされた。
4誰も冒険したことがない場所がなくなった。
52筆者が、③冒険者はアーティストでもあると述べているのはなぜか。
1冒険者もアーティストのように創造性のある自己表現が求められるから
2冒険者もアーティストのように表現力をつけることで注目度が増すから
3冒険者もアーティストのように自然と向き合って自己表現するから
4冒険者もアーティストのように主体的な表現が許されているから
(2)
世界の食糧供給の頭打ち(注1)、かつての日本と同じように、経済成長のために農業を衰退させ、一方では食生
もろ
活の向上を図るアジアの動きなど、私たちが暮らしている輸入大国の基盤は意外に脆い。
私たちは、①このへんで食糧の危機管理体制を考えておく必要があるのではないか。
危機管理とは、いったんことが起きた時に、生産から流通までをどうするか、前もって体制作りを考えておく
ことである。
②体制を制度にしておかないと、食料確保のためのある程度強制力を持った政策を実施することなど不可能である。
畑にはイモ類を優先的に植えなければならない。
個人的に嫌だという人がいても、国民が最小
限の栄養をとるために協力してもらう必要がある。
この点を制度化しておく方が良いのではないか、ということである。
平和な時には、この制度は眠らせておけばいい。
いざという時に(注2)政府が発動(注3)するのである。
普段は、
政府はなるべく食料の生産や流通には介入すべきではない。
それぞれの立場の人たちが、自由に活動出来るよう
な環境を整えておく役割だけでいい。
しかし何かの時には、食料管理に責任を持つ仕組みに移行するのである。
多くの場合は、異常事態が過ぎ去るまでの一時的な措置になるだろう。
(中略)
食糧の危機管理体制とは、非常事態に備えた生産から流通までの仕組み作りである。
発動する(注3)ことがないように祈りながら、制度を検討しておく必要があるのではないか。
(中村靖彦「コンビニファミレス回転寿司」による)
(注1)頭打ち:
限界に達して、それ以上に伸びなくなること
(注2)いざという時に:
非常事態の起こった時に
(注3)発動する:
ここでは、制度を実際に使う
53①このへんで食糧の危機管理体制を考えておく必要があるとあるが、なぜか。
1今すぐ食糧を確保し国民一人一人の生活を守らなければならないから
2アジアを中心として食料の生産や流通に非常事態が起きているから
3食糧の確保が今後ますます難しくなることが予想されるから
4食糧輸出国の危機管理体制が確固としたものではないから
54②体制を制度にしてとあるが、どうすることか。
1生産から流通までの体制を考える。
2国民が活動できるような体制を整える。
3政府主導で実施出来るような仕組みを作る。
4生産や流通に国民が責任を持つ仕組みを作る。
55政府が検討すべき食糧の危機管理体制について、筆者の考えに合うものはどれか。
1必要が生じた時には、国民の同意を得て実施するべきだ。
2今すぐ実施した方が良いので、速やかに制度化するべきだ。
3平常時は実施する必要はないが、制度自体は早く整えるべきだ。
4平和な時に限らず、国民が自由に活動出来る環境を整えるべきだ。
(3)