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词花和歌集纯日文无翻译

詞 花 和 歌 集

崇德上皇敕/藤原顯輔撰

 

 

詞花和歌集,或稱詞花集,詞花。

第六部敕撰和歌集,十卷。

亦是八代集之一。

依崇德上皇之敕,由藤原顯輔所撰。

成立於皇紀一八一一年。

收錄歌數約四百一十首。

有初度本與精撰本。

承繼金葉集之詩風,令人感到和歌之新流。

 

詞花和歌集 題解

 

卷第一、春

 此卷以詠春為宗題.細分各詩題旨,則收有:

立春一首,霞二首,鶯一首,若菜二首,子日一首,梅二首,春駒三首,青柳三首,櫻十六首,歸雁二首,落花十首,山吹二首,呼子鳥一首,牡丹一首,惜春二首.計50首.

卷第二、夏

 此卷以頌夏為宗題.細分各詩題旨,則收有:

更衣一首,卯花一首,祭神二首,郭公八首,菖蒲一首,水雞一首,五月雨四首,花橘二首,撫子二首,螢二首,納涼二首,夏月一首,夕立一首,晚夏三首.計31首.

卷第三、秋

 此卷以贊秋為宗題.細分各詩題旨,則收有:

初秋風二首,七夕七首,七夕翌朝三首,秋月十三首,秋風五首,霧一首,秋草五首,蟲五首,迎駒一首,鹿二首,菊四首,紅葉八首,初霜一首,九月盡一首.計58首.

卷第四、冬

 此卷以抒冬為宗題.細分各詩題旨,則收有:

初冬二首,落葉五首,冬風一首,冬月一首,時雨二首,網代一首,狩鷹一首,炭竈一首,雪五首,歲暮二首.相較前三卷,本卷收錄詩歌較少.計21首.

卷第五、賀

 此卷以賀歌為題,收錄祝賀御代永續或祈祝長壽等詩.由於在大嘗祭之詠歌收入雜部,可見辭花集對收入賀部之詩,限定較金葉集嚴.十二首中,有六首使用千代、千年等辭,是其一大特徵.計12首.

卷第六、別

 此卷以別離之際所詠和歌為題.以赴任地方官而相離之件為中心,去掉180~182三首為旅者所詠,其餘詠者皆為送行人,亦皆為旅別.又,民俗博物館藏-為忠筆本,僅此卷署有辭華和歌集字樣.計15首.

卷第七、戀上

 此卷所收戀歌,其情未能成遂.尚未與女方相許之男,其心中竊有戀慕萌生,尋求逢瀨,不得逢晤而悲恨哀嘆之詩.卷頭為立春之頌,卷末為冬日之詠,乃是意識時間流逝之配置.計46首.

卷第八、戀下

 此卷所收戀歌,乃為戀情成遂以降之事.苦待逢瀨初夜,翌朝慕情更甚,對戀人之執著,男方移情別戀,遭到冷落而苦守空閨之嘆,哀嘆優恨終至放棄.此卷,依此戀情階段分類而相序.計39首.

 

卷第九、雜上

 此卷為雜歌,未能收入四祭與賀、別、戀等分類不明確者,即入雜部.詩詞之中心主題配列,則依春(霞、花、山吹、藤)、夏(郭公、納涼、水草)、秋(月)、戀、述懷與懷舊之順序而行.此卷所詠四季歌中,亦多絡於寄近勝地之人事,是其特徵.錄歌總數,詞花集中以此卷最多.計75首.

卷第十、雜下

 此卷亦為雜歌.詩詞配列,主題依無常(生命儚幻)、述懷(憂身、出家、官位不遇)、眺望、慶賀(大嘗、行幸)、羈旅(異地之詠)、哀傷(哀悼死者、撫慰遺族)、神祇釋教(神佛、佛典)而相序.其中羈旅、哀傷等主題,雖在詞花集中被併入雜部,然而若是其餘二十卷編列之歌集,則會將之列作獨立部類.此外,神祇、釋教亦常被和歌集分作獨立部類.本卷雜下,主題種類較雜上多,歌數則居次.計68首.

 

詞花和歌集卷第一 春

 

 001堀河院御時、百首歌奉り侍けるに、春立つ心を詠める

  氷りゐし志賀の唐崎うちとけてさゞ波よする春風ぞ吹く

大藏卿匡房

 

 002寛和二年内裏歌合に霞を詠める

  昨日かも霰ふりしは信楽の外山の霞春めきにけり

藤原惟成

 

 003天徳四年内裏歌合に詠める

  古里は春めきにけりみ吉野の御垣が原は霞こめたり

平兼盛

 

 004初めて鶯の聲をきゝて詠める

  たまさかに我が待ちえたる鶯の初音をあやな人やきく覽

道命法師

 

 005題不知

  雪消えばゑぐの若菜もつむべきに春さへ晴ぬ深山邊の里

曾禰好忠

 

 006冷泉院春宮と申しける時、百首の歌奉りけるに詠める

  春日野に朝鳴く雉のはね音は雪の消えまに若菜つめとや

源重之

 

 007鷹司殿の七十賀の屏風に、子日したるかたかきたる所に詠める

  萬代のためしに君が引かるれば子の日の松も羨みやせむ

赤染衛門

 

 008題不知

  子日すと春の野ごとに尋れば松にひかるゝ心地こそすれ

〔崇德院〕新院御製

 

 009梅花遠薫と云ふ心を

  吹きくればかを懷かしみ梅の花ちらさぬ程の春風もがな

源時綱

 

 010梅花を詠める

  梅の花匂を道の導にてあるじも志らぬ宿に來にけり

右衛門督公行

 

 011題不知

  とり繋ぐ人も無き野の春駒は霞にのみやたなびかるなむ

藤原盛經

 

 012春駒を詠める

  真菰草つのぐみ渡る澤邊にはつながぬ駒も放れざりけり

俊惠法師

 

 013題不知

  萌え出づる草葉のみかは小笠原駒の景色も春めきにけり

僧都覺雅

 

 014天徳四年内裏歌合に柳を詠める

  佐保姫の糸染めかくる青柳をふきなみだりそ春の山かぜ

平兼盛

 

 015贈左大臣の家の歌合し侍けるに詠める

  いかなれば氷はとくる春風にむすぼゝるらむ青柳の糸

源季遠

 

 016故郷の柳を詠める

  故郷の御垣の柳はる%\とたが染めかけし淺みどりぞも

源道濟

 

 017題不知

  深山木のその梢とも見えざりし櫻は花にあらはれにけり

源頼政

 

 018京極前太政大臣の家に歌合し侍けるに詠める

  紅の薄花櫻匂はずばみな白雲とみてや過ぎまし

康資王母

 

 019この歌を、判者大納言經信、紅の櫻は詩に作れども歌には詠みたる事なむなきと申しければ、あしたにかの康資王の母の許に遣しける

  白雲は立ちへだつれど紅の薄花櫻心にぞ染む

京極前太政大臣

 

 020返し

  白雲はさも立ゝばたて紅の今ひとしほを君し染むれば

康資王母

 

 

021同じ歌合に詠める

  朝まだき霞なこめそ山櫻尋ねゆくまのよそめにもみむ

一宮紀伊

 

 022同じ歌合に詠める

  白雲とみゆるに志るしみ吉野の吉野の山の花盛りかも

大藏卿匡房

 

 023承暦二年内裏後番歌合に詠める

  山櫻をしむにとまるものならば花は春とも限らざらまし

大納言公實

 

 024遠山櫻と云ふ事を詠める

  九重に立つ白雲と見えつるは大内山の櫻なりけり

前齋院出雲

 

 025題不知

  春如に心を逸らになすものは雲ゐに見ゆる櫻なりけり

戒秀法師

 

 026白河に花見に罷りて詠める

  白河の春の梢を見渡せば松こそ花の絶え間なりけれ

源俊頼朝臣

 

 027処処に花を尋ぬと云事を詠せ給ける

  春来れば花の梢に誘はれていたらぬ里のなかりつるかな

白河院御製

 

 028橘俊綱朝臣の伏見の山庄にて、水邊櫻花と云ふ事を詠める

  池水の汀ならずば櫻花影をも波に折られましやは

源師賢朝臣

 

 029一條院御時、奈良の八重櫻を人の奉りて侍けるを、其折御前に侍りければ、その花を題にて、歌詠めと仰せられければよめる

  古の奈良の都の八重櫻けふ九重に匂ひぬるかな

伊勢大輔

 

 030新院の仰せ事にて百首歌奉りけるに詠める

  古里に問ふ人あらば山櫻散りなむ後を待てと答へよ

右近中將教長朝臣

 

 031人/\あまた具して櫻花を手毎に折りて歸るとて詠める

  櫻花手毎に折りて歸るをば春の行くとや人は見るらむ

源登平

 

 032題不知

  春毎に見る花なれど今年より咲き始めたる心ちこそすれ

道命法師

 

 033歸雁を詠める

  故郷の花のにほひやまさるらむしづ心なく歸る雁かね

贈左大臣母

 

 034題不知

  中/\に散るを見じとや思ふらむ花の盛に歸るかりがね

源忠季

 

 

035櫻花の散るを見て詠める

  櫻花散らさで千代も見てしがな厭かぬ心は偖もありやと

藤原元真

 

 036天徳四年内裏歌合に詠める

  櫻花風にし散らぬ物ならば思ふ事無き春にぞあらまし

大中臣能宣朝臣

 

 037太皇太后宮賀茂の齋と聞え給ひける時人、々参りて鞠つかうまつりけるに、硯箱の蓋に雪を入れて出されて侍ける敷紙に書き付けて侍ける

  櫻花散りしく庭を拂はねば消えせぬ雪となりにけるかな

攝津

 

 038住み荒らしたる家の庭に、櫻花の閑なく散り積りて侍けるを見て詠める

  掃く人も無き古里の庭の面は花散りて社見るべかりけれ

源俊頼朝臣

 

 039橘俊綱朝臣の伏見の山庄にて、水邊落花と云ふ事を詠める

  櫻咲く木の下水は淺けれど散りしく花の淵とこそなれ

源師賢朝臣

 

 040藤原兼房朝臣の家にて、老人惜花と云ふ事を詠める

  散花も哀と見ずや石上古りはつるまで惜しむ心を

藤原範永朝臣

 

 041庭の櫻の散るを御覽じて詠ませ給ひける

  我宿の櫻なれども散る時は心にえこそ任せざりけれ

花山院御製

 

 

042櫻花の散るを見て詠める

  身に換へて惜むに止る花ならば今日や我世の限ならまし

源俊頼朝臣

 

 043落花滿庭と云ふ事を詠める

  庭もせに積れる雪と見え乍薫るぞ花のしるしなりける

花薗左大臣

 

 044題不知

  散花にせきとめらるゝ山川の深くも春のなりにける哉

大中臣能宣朝臣

 

 045寛和二年内裏歌合に詠める

  一重だに厭かぬ匂をいとゞしく八重かさなれる山吹の花

藤原長能

 

 046麗景殿女御家歌合に詠める

  八重咲るかひ社無れ山吹の散らば一重もあらじと思へば

佚名

 

 047堀河院御時、百首歌奉りけるに詠める

  來ぬ人を待ちかね山の喚子鳥同じ心に哀れとぞきく

太皇太后宮肥後

 

 048新院位におはしましゝ時、牡丹を詠ませ給けるに詠み侍ける

  咲きしより散果つる迄見し程に花のもとにて廿日へにけり

關白前太政大臣

 

 049老人惜春と云ふ事を詠める

  老いてこそ春の惜さは増りけれ今幾度も逢はじと思へば

橘俊綱

 

 050三月盡日、殿上人共を御前に召して、春の暮れぬる心を詠ませさせ給ひけるに詠ませ給ける

  惜むとて今宵かきおく言の葉や綾なく春の形見なるべき

〔崇徳院〕新院御製

 

詞花和歌集卷第二 夏

 

 051卯月の一日に詠める

  けふよりはたつ夏衣薄くともあつしとのみや思ひ渡らむ

増基法師

 

 052題不知

  雪の色を盗みてさける卯の花はさえてや人に疑はるらむ

源俊頼朝臣

 

 053齋院長官にて侍けるが、少將になりて、賀茂祭の使して侍けるを、珍らしき由人のいはせて侍りければ詠める

  年を経てかけし葵は變らねど今日のかざしは珍しき哉

大藏卿長房

 

 054神祭りを詠める

  榊とる夏の山路やとほからむゆふ懸けてのみ祭る神かな

源兼昌

 

 055郭公を待ちて詠める

  昔にもあらぬわが身に郭公待つ心こそ變らざりけれ

周防内侍

 

 056關白前太政大臣の家にて、郭公の歌をの/\十首づゝ詠ませ侍けるに詠める

  郭公鳴く音ならでは世の中に待つ事も無き我が身なりけり

藤原忠兼

 

 057題不知

  今年だに待つ初聲を郭公世には古さで我に聞かせよ

花山院御製

 

 058山寺に篭りて侍けるに、郭公の鳴き侍らざりければ詠める

  山里のかひこそなけれ郭公みやこの人もかくや待つらむ

道命法師

 

 059題不知

  山彦のこたふる山の郭公一聲なけば二聲ぞきく

能因法師

 

 060題不知

  郭公あかつきかけて鳴く聲を待たぬ寢覺の人やきくらむ

藤原伊家

 

 061題不知

  待つ人は寝る夜も無きを郭公鳴く音は夢の心地こそすれ

大納言公教

 

 062閑中郭公と云ふ事を詠める

  鳴きつとも誰にかいはむ郭公影より外に人しなければ

源俊頼朝臣

 

 063題不知

  昆陽の池におふる菖蒲の長き根はひく白糸の心地こそすれ

待賢門院堀河

 

 064土御門右大臣の家に歌合し侍けるに詠める

  終夜たゝく水鷄は天の戸を開けて後こそ音せざりけれ

源頼家朝臣

 

 065題不知

  五月雨の日をふるまゝに鈴鹿河八十瀬の波ぞ聲増りける

皇嘉門院治部卿

 

 066堀川院御時、百首歌奉りけるに詠める

  我妹子がこやの篠屋の五月雨にいかでほすらむ夏引の糸

大藏卿匡房

 

 067右大臣の家の歌合に詠める

  五月雨はなには難波江の澪標見えぬや水のまさるなるらむ

源忠季

 

 068郁芳門院の菖蒲の根合に詠める

  藻汐やく須磨の浦人うちたへて厭ひやすらむ五月雨の空

中納言通俊

 

 069藤原通宗朝臣歌合し侍けるに詠める

  五月闇はな橘に吹く風はたが里までか匂ひゆくらむ

良暹法師

 

 070世をそむかせ給て後、花橘を御覽じて詠ませ給ける

  宿近く花橘はほり植ゑじ昔を偲ぶつまとなりけり

花山院御製

 

 071撫子の花を見て詠める

  薄くこく垣ほに匂ふ撫子の花の色にぞ露も置きける

藤原經衡

 

 072贈左大臣の家に歌合し侍けるに詠める

  種まきし我が撫子の花ざかりいく朝露の置きてみつらん

修理大夫顯季

 

 073寛和二年内裏歌合に詠める

  泣く聲も聞えぬ物哀しきは忍びに燃ゆる螢なりけり

大貳高遠

 

 074六條右大臣の家に歌合し侍けるに詠める

  五月闇鵜川にともす篝火の數増すものは螢なりけり

佚名

 

 075水邊納凉と云ふ事を詠める

  風吹けば河べ凉しくよる波の立ち歸るべき心地こそせね

藤原家經朝臣

 

 076題不知

  杣川の筏の床の浮枕夏は凉しきふしどなりけり

曾禰好忠

 

 077長保五年、入道前太政大臣の家に歌合し侍けるに詠める

  待つ程に夏の夜痛くふけぬれば惜みもあへぬ山の端の月

源道濟

 

 078題不知

  川上に夕立すらし水屑せく梁瀬のさ波立ち騒ぐなり

曾禰好忠

 

 079閏六月七日詠める

  常よりも歎きやすらむ棚機の逢はまし暮をよそに詠めて

太皇太后宮大貳

 

 080題不知

  下紅葉ひと葉づゝちる木の蔭に秋と覺ゆる蝉の聲哉

相模

 

 081題不知

  虫の音もまだうちとけぬ草叢に秋をかねてもむすぶ露哉

曾禰好忠

 

詞花和歌集卷第三 秋

 

 082題不知

  山城の鳥羽田の面を見渡せば穂のかにけさぞ秋風はふく

曾禰好忠

 

 083津の國にすみ侍ける頃、大江為基任はてゝのぼり侍ければ、いひつかはしける

  君すまばとはましものを津の國の生田の杜の秋のはつ風

僧都清胤

 

 084七月七日、式部大輔資業がもとにて詠める

  萩の葉にすがく糸をも小蟹は棚機にとや今朝は引くらむ

橘元任

 

 085御髮落させ給ての七月七日詠ませ給ける

  棚機に衣もぬぎてかすべきにゆゝしとや見む墨染の袖

花山院御製

 

 086承暦二年内裏歌合に詠める

  棚機に心は貸すと思はねどくれゆく空は嬉しかりけり

藤原顯綱朝臣

 

 087題不知

  いかなればとだえそめけむ天の川逢ふ瀬に渡す鵲の橋

加賀左衛門

 

 088新院の仰にて百首歌奉りけるに詠める

  天の川横ぎる雲や棚機の空薫物の烟なるらん

左京大夫顯輔

 

 089寛和二年内裏歌合に詠める

  おぼつかな變りやしにし天の川年に一度渡る瀬なれば

大中臣能宣朝臣

 

 090七夕に詠める

  天の川玉橋急ぎわたさなむ淺瀬辿るも夜の更けゆくに

修理大夫顯季

 

 091橘俊綱朝臣の伏見の山庄にて、七夕後朝の心を詠める

  逢夜とは誰かは知らぬ棚機の明くる空をも包まざらなん

良暹法師

 

 092橘俊綱朝臣の伏見の山庄にて、七夕後朝の心を詠める

  棚機の待ちつる程の苦しさとあかぬ別と何れまされる

藤原顯綱朝臣

 

 093題不知

  天の川歸らぬ水を棚機は羨ましとや今朝はみるらん

祝部成仲

 

 094三條太政大臣の家にて八月十五夜に、水上月と云ふ事を詠める

  水清み宿れる秋の月さへや千代まで君と澄まむとすらむ

源順

 

 095題不知

  いかなれば同じ空なる月影の秋しもことに照りまさるらん

右大臣

 

 096家に歌合し侍けるに詠める

  春夏に空やは變る秋の夜の月しもいかで照りまさるらん

左衛門督家成

 

 097月を御覽じて詠ませ給ける

  秋に又逢はむあはじも知らぬ身は今宵計の月をだにみむ

三條院御製

 

 098題不知

  ありしにも非ずなりゆく世中に變らぬ物は秋の夜の月

天臺座主明快

 

 099關白前太政大臣の家にて詠める

  秋の夜の月の光の洩る山は木の下かげもさやけかりけり

藤原重基

 

 100比叡山の念佛に昇りて、月を見て詠める

  天つ風雲吹きはらふ高嶺にているまで見つる秋の夜の月

良暹法師

 

 101京極前太政大臣家歌合に詠める

  秋の夜は月に心の隙ぞ無き出るを待つといるを惜むと

源頼綱朝臣

 

 102關白前太政大臣の家にて、八月十五夜の心を詠める

  引く駒に影を並べて逢坂の關路よりこそ月はいでけれ

藤原朝隆朝臣

 

 103左衛門督家成が家に歌合し侍けるに詠める

  秋の夜の露も曇らぬ月を見ておき所無き我が心かな

隆縁法師

 

 104月を待つ心を詠める

  秋の夜の月待ちかねて思ひやる心幾度山をこゆらむ

大江嘉言

 

 105月浮山水と云ふ心を詠める

  秋山の清水はくまじにごりなば宿れる月の曇りもぞする

藤原忠兼

 

 106寛和二年内裏歌合に詠ませ給ける

  秋の夜の月に心のあくがれて雲居にものを思ふ頃かな

花山院御製

 

 107題不知

  一人居て詠むる宿の荻の葉に風こそわたれ秋の夕暮

源道濟

 

 108題不知

  荻の葉にそゝや秋風吹きぬなり零れやしぬる露の白玉

大江嘉言

 

 109題不知

  秋吹くはいかなる色の風なれば身にしむばかり哀なるらん

和泉式部

 

 110題不知

  み吉野の象山蔭に立てる松いく秋風に磯馴れきぬらん

曾禰好忠

 

 111題不知

  荻の葉に露吹き結ぶ木枯のおとぞ夜寒になりまさるなる

藤原顯綱朝臣

 

 112霧を詠める

  夕霧に梢も見えず初瀬山入あひの鐘の音ばかりして

源兼昌

 

 113法輪へ詣うでけるに、嵯峨野の花面白くさきて侍ければ、見て詠める

  秋の野の花見る程の心をば行くとやいはむ止るとやいはん

赤染衛門

 

 114賀茂の齋ときこえける時、本院の透垣に朝顔の花咲き懸かりて侍けるを詠める

  神垣に懸かるとならば朝顏もゆふかくる迄匂はざらめや

禖子内親王

 

 115堀河院御時、百首歌奉りけるに詠める

  主やたれきる人なしに藤袴見れば野毎に綻びにけり

隆源法師

 

 116白河院、鳥羽殿にて前栽合わせさせ給けるに詠める

  朝な/\露重げなる萩の枝に心をさへもかけて見る哉

周防内侍

 

 117白河院、鳥羽殿にて前栽合わせさせ給けるに詠める

  荻の葉に言問ふ人も無き物を來る秋毎にそよと答ふる

敦輔王

 

 118題不知

  秋の野の草叢ごとに置く露は夜無く蟲の涙なるべし

曾禰好忠

 

 119題不知

  八重葎しげれる宿は終夜蟲の音聞くぞとりどころなる

永源法師

 

 120題不知

  鳴く蟲の一つ聲にも聞えぬは心/\にものや悲しき

和泉式部

 

 121陸奥國の任果ててのぼり侍けるに、尾張國鳴海野に鈴蟲の鳴き侍けるを詠める

  古里にかはらざりけり鈴蟲の鳴海の野邊の夕暮の聲

橘為仲朝臣

 

 122天禄三年女四宮歌合に詠める

  秋風に露を涙となく蟲の思ふ心をたれにとはまし

橘正通朝臣

 

 123駒迎を詠める

  逢坂の杉間の月のなかりせばいくきの駒と爭でしらまし

大藏卿匡房

 

 124永承五年一宮歌合に詠める

  聞く人のなどか安からぬ鹿の音は我妻をこそ戀て鳴くらめ

出羽辨

 

 125題不知

  秋萩を草の枕に結ぶ夜は近くも鹿の聲を聞くかな

藤原伊家

 

 126九月十三夜に、月照菊花と云ふ事を詠ませ給ける

  秋深み花には菊の關なれば下葉に月も漏りあかしけり

〔崇徳院〕新院御製

 

 127關白前太政大臣の家にて詠める

  霜枯るゝ始めと見ずば白菊の移ろふ色を歎かざらまし

源雅光

 

 128題不知

  今年又咲くべき花のあらばこそ移ろふ菊に離れをもせめ

道命法師

 

 129題不知

  草枯の冬まで見よと露霜の措きて殘せる白菊の花

曾禰好忠

 

 130宇治前太政大臣、白河にて、見行客と云ふ事を詠める

  關こゆる人にとはゞや陸奥の安達の檀紅葉しにきや

堀河右大臣

 

 131武藏國より上り侍けるに、三河國両村山の紅葉を見て詠める

  幾らとも見えぬ紅葉の錦哉誰両村の山といひけむ

橘能元

 

 132寛治元年太皇太后宮歌合に詠める

  夕されば何か急がむ紅葉の下てる山は夜も越えなん

大藏卿匡房

 

 133題不知

  山里は往來の道も見えぬまで秋の木の葉に埋もれにけり

曾禰好忠

 

 134春より法輪寺に籠りて侍ける秋、大井河に紅葉の閑無く流れけるを見て詠める

  春雨の綾織り懸けし水の面に秋は紅葉の錦をぞ敷く

道命法師

 135雨後落葉と云ふ事を詠める

  名殘無く時雨の空は晴れぬれどまた降る物は木の葉なりけり

源俊頼朝臣

 

 136月の明き夜、紅葉の散るを見て詠める

  荒果てゝ月もとまらぬ我宿に秋の木の葉を風ぞふきける

平兼盛

 

 137一條攝政家障子に、網代に紅葉の隙無く寄りたるかたかきたる所に詠める

  秋深み紅葉落ちしく網代木は氷魚の夜さへ明く見えけり

藤原惟成

 

 138初霜を詠める

  初霜も置にけらしな今朝見れば野邊の淺茅も色付きにけり

大中臣能宣朝臣

 

 139雨中九月盡と云ふ事を詠める

  何方へ秋の行くらん我が宿に今宵ばかりは雨宿りせよ

前大納言公任

 

詞花和歌集卷第四 冬

 140題不知

  何事も行きて祈らむと思ひしに神無月にもなりにける哉

曾禰好忠

 

 141題不知

  楸生る澤邊の茅原冬くれば雲雀の床ぞ現れにける

曾禰好忠

 

 142家に歌合し侍けるに、落葉を詠める

  梢にてあかざりしかば紅葉の散りしく庭を掃はでぞみる

大貳資通

 

 143題不知

  色/\にそむる時雨に紅葉は爭ひかねて散りはてにけり

左衛門督家成

 

 144題不知

  山深み落ちて積れる紅葉の乾ける上に時雨降るなり

大江嘉言

 

 145落葉埋水と云ふ事を詠める

  今更に己が住處を立たじとて木の葉の下に鴛ぞ鳴くなる

惟宗隆頼

 

 146落葉有聲と云ふ事を詠める

  風吹けば楢の枯葉のそよ/\と云合せつゝいづち散るらん

惟宗隆頼

 147題不知

  外山なる柴の立枝に吹く風の音聞く折ぞ冬は物憂き

曾禰好忠

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