日语能力考试N1完整真题及听力原文.docx
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日语能力考试N1完整真题及听力原文
2013年12月日本語能力試験N1
問題1 _____の言葉の読み方として最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
1、関係者から話を聞いて、ようやく現状が把握できた。
1)ばおく 2)はおく 3)ばあく 4)はあく
2、社長の発言に憤りを感じる。
1)あせり 2)こだわり 3)いきどおり 4)いかり
3、その話の趣旨がよく分からなかった。
1)しゅし 2)しゅじ 3)しゅうし 4)しゅうじ
4、兄は大学で日夜研究に励んでいる。
1)にちよ 2)じつよ 3)にちや 4)じつや
5、川田さんは最後まで自分の主張を貫いた。
1)つらぬいた 2)つらむいた 3)すらぬいた 4)すらむいた
6、この30年で、この国の貧富の差は縮まってきている。
1)ひんふ 2)ひんぷ 3)びんふ 4)びんぷ
問題2 ( )に入れるのに最もよいものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。
7、問題の再発防止のために、何度も会議を開いて対策を( )。
1)培った 2)築いた 3)練った 4)磨いた
8、私はスポーツなら何でも好きだが、( )サッカーが大好きだ。
1)いよいよ 2)まさしく 3)いっそう 4)とりわけ
9、職場の環境に満足していたので、その当時は転職など全く( )になかった。
1)念頭 2)本心 3)念願 4)内心
10、妹は今日が初めてのデートらしく、朝から( )して落ち着かない様子だ。
1)ぐらぐら 2)そわそわ 3)ぶらぶら 4)めそめそ
11、社長は、会社の将来を( )人材の育成に力を入れている。
1)になう 2)いたわる 3)やしなう 4)かかげる
12、パーティーでは林さんが料理を作って、みんなにその( )を披露してくれた。
1)そぶり 2)しわざ 3)腕前 4)手間
13、自分の考えに自信がなくて発言するのを( )いるうちに、議論が先に進んでしまった。
1)遠ざけて 2)ためらって 3)案じて 4)よけて
問題3 _____の言葉に意味が最も近いものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。
14、彼の予測はことごとく外れた。
1)すべて 2)わずかに 3)思ったとおり 4)残念ながら
15、やっと雑踏を抜けた。
1)人込み 2)渋滞 3)混乱 4)暗やみ
16、台風発生のメカニズムについて説明した。
1)可能性 2)きっかけ 3)危険性 4)しくみ
17、この記述内容が正しいと言えるだけの裏づけがあるのだろうか。
1)確信 2)証拠 3)支持 4)基準
18、もう彼に本当のことを伝えるすべがない.
1)必要 2)時間 3)方法 4)理由
19、せかしてしまってすみません。
1)驚かせて 2)急がせて 3)待たせて 4)困らせて
問題4 次の言葉の使い方として最もよいものを、1.2.3.4から一つ選びなさい。
20、処置
1)あした上司に報告できるように、今日中に書類を処置しておこう。
2)来月引っ越すので、使わない家具を全部処置しようと思う。
3)数学は苦手だったが、先生の特別な処置でよく分かるようになった。
4)医者の適切な処置のおかげで、痛みはすぐに治まった。
21、拍子
1)重いものを入れすぎて、持ち上げた拍子に紙袋が破れてしまった。
2)昨日はとても疲れていたので、布団に入った拍子に眠ってしまった。
3)晩ご飯を作った拍子に、あしたのお弁当も作った。
4)雨がやんだ拍子に出かけたので、ぬれずに済んだ。
22、口出し
1)今の意見に反論のある人は遠慮せず自由に口出ししてください。
2)店長は客に上手に口出しして、客の好みをうまく聞き出した。
3)この会社に就職できたのは、山田さんが口出ししてくれたからだ。
4)上司だからといって部下の私生活にまで口出しするのはよくない。
23、煩雑
1)いろいろな書類を書き、いくつもの窓口に持っていくなど.手続きが煩雑だった。
2)部長と課長は別室で煩雑な話をしているらしく、なかなか戻ってこない。
3)この辺りの道は迷路のように煩雑で分かりにくく、何度来ても間違えてしまう。
4)都会で一人暮らしを始めたときは、期待と不安で煩雑な気持ちだった。
24、当てはめる
1)給料の金額は、社員一人一人の能力に当てはめて決めてほしいと思っている。
2)最近天候が不安定で、その日の気温に当てはめて服を選ぶのが大変だ。
3)少数の事例を一般化して社会全体に当てはめて考えてもいいものだろうか。
4)この店は客の要望にぴったり当てはめて料理を作ってくれるので、評判がいい。
25、打開
1)これまでの古い習慣を打開して新しいやり方を取り入れてみよう。
2)高木刑事は綿密な捜査を怠らず、数々の事件を打開してきた。
3)彼は超難関と言われる試験を打開し、希望の職に就くことができた。
4)わが社の危機的状況を打開するためには、抜本的な経営の見直しが不可欠だ。
問題5次の文の()に入れるのに最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
26、夏休みに水族館にいったら、時期( )時期だけに親子連れで混雑していた。
1)で 2)に 3)は 4)が
27、北川市では、良好な景観形成な計画的( )具体的に進めるために、「北川市景観形成基本方針」を定めています。
1)かつ 2)むしろ 3)ついては 4)かえって
28、3000mを超える冬山に、十分な装備もなく単独で登るのは、( )極まりない行為だ。
1)危険 2)危険の 3)危険な 4)危険に
29、景気は徐々に回復してきていると言われるが、私には一時的な現象のように( )。
1)思う 2)思っている 3)思われる 4)思わせる
30、新幹線の新型車両が初めて一般に公開される( )、鉄道ファンの私としては、
見に行かないわけにはいかない。
1)にあってか 2)とあっては 3)になっては 4)となっては
31、自分ではそんなに短気ではないと思っているが、友達に( )、私はけっこう怒りっぽいらしい。
1)言われれば 2)言われたら 3)言わせると 4)言わせて
32、昨日行ったそば屋は、たくさん人が並んでいたので( )、意外にもすぐに席に案内された。
1)待たされたかと思えば 2)待たされることと思い
3)待たされるかと思いきや 4)待たされたことと思うが
33、企画立案というのは苦しい作業だが、自分の案が採用されたときのうれしさ( )。
1)といったらない 2)にすぎない
3)ほどのことではない 4)ともかぎらない
34、店員「アルバイトの大田さんのことなんですが、仕事中におしゃべりが多くて困っているんです。
店長から一言( )。
」
店長「わかった。
後で注意しておくよ。
」
1)伺いたいのですが 2)お聞きになるでしょうか
3)申し上げてもよろしいですか 4)おっしゃってくださいませんか
35、友人からコンサートのチケットをもらったが、仕事で忙しく、行けそうにないので、( )と悩んでいる。
1)どうなったのか 2)どうしたものか
3)どうなっているか 4)どうしていることか
問題6次の文の★に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
36、昨今、森林を単に木材の供給源_______★__ __________と捉えることの重要性が広く認識されてきている。
1)のみではない 2)環境資源 3)として 4)水や空気を育む
37、西川高校の森キャプテンは、次の対戦相手が優勝候補の北第一高校に決定したことについて、「たとえ____________★_______やるだけです。
」と語った。
1)相手が 2)精一杯 3)どういう 4)チームだろうと
38、この店のハンバーカーは、値段は多少高めだが、手間が____________★_______おいしさだ。
1)ほかの店の 2)ものとは 3)比べ物にならない 4)かかっている分
39、田中「明日の食事会、森さんも来るんだよね。
私、会うの5年ぶりだよ。
」
木村「私は仕事で____________★_______なるかな。
」
1)10年ぶりに 2)大阪に行ったついでに
3)それっきりだから 4)一度会って
40、この本を買ってときは、話題の本だから読んでみようか____________★_______しかなかったが、読み始めから夢中になり、一晩で一気に読んでしまった。
1)気持ち 2)ぐらい 3)の 4)で
問題7次の文章を読んで、文章全体の趣旨を踏まえて、(41)から(45)の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
以下は、「人生相談万事ok!
」という本に書かれている質問と、それに対する回答である。
Q70 犬が嫌いです
夫の実家は大の犬好きで家の中で放し飼いにしています。
しかし私は大の犬嫌い。
昔,母が「近付くとかまれる」と言っていたこともあります。
犬は見抜いているのでしょう。
ほかの人にはキュイーンと甘えるのに私だけには吠えまくります。
私はこの家の者として失格でしょうか。
たかが犬,されど犬。
かなりのストレスです。
(いまいち,28歳)
A70 犬クッキーで手なずける
パブロフの犬という有名な実験がありました。
ベルを鳴らして餌,ベルを鳴らして餌繰り返したら,しまいに犬が,ベルの音を聞いただけで,餌を与えなくてもよだれ(注)を出すようになったというのです。
あれを応用します。
ペットショップへ走り,美味しそうな犬用のクッキーを41。
それを夫の生家に行く時は必ず持参し,ポケットに入れておきます。
42あなたが取るべき態度は,吠えられても,動じないってことです。
手を引っ込めたり,叫び声を上げたり,逃げ腰になったりしちゃいけません。
犬に足元を見られます。
と言って,犬の目をまっすぐ見てはいけません。
犬は威嚇されてると思い込むものです。
この辺,人間の常識は通じませんから。
目を合わせない,それが43礼儀作法です。
さて,よく吠えられても動じず,目をそらしつつ,手のひらに犬クッキーを載せて差し出します。
犬の歯が当たらないので,指でつまんでやるより怖くないです。
あなたは今後,その犬にあったら,必ず,犬クッキーをやることです。
それを繰り返すうちに,犬は,あなた,イコール,クッキーってのを学習し,やがて,44でしょう。
以上は,よく吠えるうちの犬に対して,犬嫌いの友人が試みたことです。
未だに友人の顔を見ると吠えますが,それはクッキー欲しさの吠え声で,もらえばたちまちおとなしくなります。
友人もそれがわかってるので,怯えなくなりました。
クッキーをやったら,後は無視します。
無理はしません。
犬好きがいるように,犬嫌いが45。
(伊藤比呂美「人生相談万事ok!
」による)
(注)よだれ:
つば。
口から流れ出る液体
41、
1)買ってきたわけです 2)買ってきましょう
3)かってきたはずです 4)買ってくるのでしょう
42、
1)だから 2)つまり 3)その上で 4)そのために
43、
1)犬の 2)この犬の 3)その犬の 4)あの犬の
44、
1)家の中で飼えるようになる 2)よだれを流して迎えてくれる
3)クッキーを差し出せるようになる 4)ベルの音を聞いてすぐ食べてくれる
45、
1)いるのでしょうか 2)いればよかったんです
3)いたのではないでしょうか 4)いたっていいんです
問題8次の
(1)から(4)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1)
何かを学ぶということは、もちろん、問題に答える知識や技術を身につけるという意味もあるけれど、それは実は学ぶことの本質ではない。
ぼくらは本や学校で、これまでひとが見出してきたさまざまな秩序、筋道を学ぶ。
だけどそうやってさまざまな「型」を学ぶことによって、いままで見えていなかった、あるいはぼんやりとしか見えていなかった「型やぶり」なものが見えてくるようになる。
つまり、学べば学ぶほど、見えてくる問題は増えるというわけだ。
(野矢茂樹『はじめて考えるときのようにー「わかる」ための哲学的道案内』による)
46、筆者は、学ぶことの本質とはどのようなことだと考えているか。
1)「型」を学ぶことで、気づいていなかった問題を認識できるようになること
2)知識や技術を身につけて、さまざまな秩序や筋道が見えるようになること
3)既存の「型」に固執せず、常に「型やぶり」なことに挑むこと
4)他人が見出したことを学ぶのではなく、自分自身で考えること
(2)
以下は、ある旅館に届いたメールである。
横西旅館ご担当者様
11月30日に、貴旅館のホームページから宿泊の予約をした者です。
予約ページによりますと、宿泊の可否についてはメールでご連絡いただけるとのことですが、いまだメールをいただいておりません。
出発の日時が迫っておりますので、早急にご確認いただけますでしょうか。
予約番号は131130172で、予約した内容は以下の通りです。
宿泊希望日:
2013年12月21~23日(2泊)
人数:
3名(大人2名、子ども1名)
部屋数:
1室(禁煙ルーム)
なお、予約時には夕食の時間は19時にお願いしていましたが、18時に変更してください。
よろしくお願いいたします。
上田真由美
47、このメールが最も伝えたいことは何か。
1) 予約が成立しているか知らせてほしい。
2) 予約内容に間違いがないか確認してほしい。
3)予約ページに不具合がないか調べてほしい。
4)予約時に希望した夕食時間を遅らせてほしい。
(3)
(注)ナース:
看護師
47、筆者によると、医療関係者に求められていることは何か。
1)患者の希望を聞いて治療方法を再考すること
2)患者が納得できる医学的な見解を示すこと
3)患者の目を最新の治療に向けさせること
4)患者を医学的な認識に導くこと
(4)
日記とは限りなく私的な記録であり、読者が存在しないどころか、他人には読まれたくない秘密の表現であるともいえる。
ただ一人だけ、奇妙な読者が存在する。
いつでも自由に日記を読むことの出来る、日記の筆者である。
その読者は筆者とは異なる場に立って、様々な配慮を働かす。
万が一日記が盗み読まれたり(注)、死後に他人の目に曝されるような事態が発生した場合、こんなことが書かれているのはまずいのではあるまいか、等々と。
しかし、これは限りなく私的な記録である筈の日記にとっては矛盾である。
(黒井千次『図書』2007年2月号による)
(注)盗み読む:
他の人の日記や手紙などをこっそり読む
48、矛盾であるとあるが、何が矛盾か。
1)他人に読まれる可能性のある日記に秘密を書き残すこと
2)日記の筆者が他人に読まれることを想定すること
3)日記は筆者しか読まないのに、他人にも読みやすく書くこと
4)日記は私的なものなのに、他人に自由に読まれるかもしれないこと
問題9次の
(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1)
十年絵を描いてきて、最近になってようやく筆の止めどころがわかってきたかな、と思います。
描きすぎずに筆を置くコツが少しずつわかってきた。
最初のうちは、筆が多くなるものなんです。
描きたいという気持ちが強いだけに、まだ足りない、まだ足りないという気になって、どんどん描き足してしまう。
だけど、それを無理してセーブすることはないと思います。
やっぱり、①とことん行ききっちゃったほうがいいんですよ、何事も。
たとえば、空腹のときに腹一杯食べて満腹感というものを味わっておかないと、加減というものがわかりません。
人間、満腹を知っているから、これはまだ五分(注1)、腹八分といったらこの程度だという加減がわかる。
一回とことんやってみることで、抑えることや、行きすぎないことの良さが初めてわかるものですからね。
(中略)
自分が描きたいモチーフそのものと対峙(注2)して、自分の感じたところで筆を進めている分にはいいんですが、客観的にそれを見て、ここが足りない、あそこが足りないと思って描き足してしまうと、止めどころがわからなくなってしまいます。
それは、自分がどう見てどう感じたかという気持ちを素直に絵にするということとは違ってくる。
②絵を説明してしまうことになる。
そうすると、絵がうるさくなります。
客観的な眼を持つことも確かに大事なことではあるんですが、見たまま感じたままのストレートな気持ちを解説してはいけないと思うんです。
(片岡鶴太郎『鶴太郎流 墨彩画人門』による)
(注1)五分:
全体の50パーセント
(注2)対峙する:
向き合う
50、筆者は絵を描き始めたとき、どのように描いていたか。
1)筆の進め方を身につけようと思って描いていた。
2)筆を進めすぎないように心掛けて描いていた。
3)描きたい気持ちを抑えながらも描き足していた。
4)描きたいという感情に任せて描き足していた。
51、①とことん行ききっちゃったほうがいいんですよとあるが、なぜか。
1)描きたい気持ちがどのくらいかがわかるから
2)描きたいものが何なのかがわかるから
3)描きすぎないことの大切さがわかるから
4)描き加えることの楽しさがわかるから
52、②絵を説明してしまうことについて、筆者はどのように考えているか。
1)絵を思いのままに描き足しすぎるので、絵に面白みがなくなる。
2)絵を描きたいという気持ちを抑えるので、表現が素直でなくなる。
3)絵を客観的な視点で描くので、見る人にあまり感動を与えられなくなる。
4)絵を客観的に見て描き足しすぎるので、感じたままの気持ちが表現されなくなる。
(2)
大方の予想に反して、科学が飛躍的な成果をもたらす現場では、誰もが実生活のなかで体験する新鮮な驚きや、たわいのない(注1)思いつきの類いがその起点となっている。
むしろ、科学の画期的な発明発見ほど、かぎりなく日常的で具体的なものごとがもとになっているのである。
(中略)
しかし、日頃の思いつきや驚きと違って、思いついて終わり、驚いただけ、ということにならないところが、ようするに科学の特徴である。
思いつきや驚きは、新しい確かな「ものの見方」へのきっかけでしかなく、科学とはそれらをとことん洗練する創意工夫の営みにほかならない。
実は創意工夫こそが、歴史上も有数の科学者たちに見られる、かなり一貫した姿勢なのである。
何かに驚いて、それまでは当然だと思っていたことに、少し違った角度から眼差しをむけてみる。
それだけではなく、違った角度から見えてきたことを首尾一貫(注2)させ、碓かなものにすると、求めても無駄な望みだと決めつけていたことが、あっさりと実現できることに気づく。
新鮮な驚き、ささいな思いつき、そしてちょっとした理解の修正をきっかけに、常識とは少し違った「ものの見方」をしたとき、どこか一面化していた常識そのものがより豊かなものにならないか考えてみる。
これが科学を本当に発展させた人々に共通した姿勢である。
(瀬戸一夫『科学的思考とは何だろうかーものつくりの視点から』による)
(注1)たわいのない:
ここでは、小さな
(注2)首尾一貫させる:
始めから終わりまで一貰しているようにする
53、その起点とあるが、何の起点か。
1) 科学における大きな発明や発見
2) 日常のなかでの新鮮な発想
3)生活のなかの科学的体験
4)実生活に役立つ科学
54、筆者は、科学における思いつきや驚きを、どのようなものと考えているか。
1)科学的な「ものの見方」の本質を形づくるもの
2)科学の理論を日常的な出来事に関連づけるもの
3)いつもとは違う視点を得る契機となるもの
4)創意工夫をする過程で生まれてくるもの
55、科学を発展させた人々に共通している姿勢は何か。
1)思いつきや驚きをそのままにせず、常識とは違う見方をしようとする。
2)思いつきや驚きをこれまでの科学的知識で説明しようとする。
3)発想の転換を通して、独創的な考え方を身につけようとする。
4)発想の転換をすることで、常識的な「ものの見方」を否定しようとする。
(3)
多くの人は、個性の持ち主にあこがれて、できれば見習いたいものだと思いながら、実は一方で「人並み」であることをひそかに求めてもいる。
「ひと」からはずれていたり、おくれていたりすることは、彼らを極度に不安にする。
「同じ」思いを抱いていたことを発見することは大きな安心を与えるはずであるから、「同じ」思いの通ずる仲間が見つかると、すぐにでも群れようとする。
①そういう人間の傾向は、別に日本人にだけそなわったものというわけでもなく、ほとんど本能的なものとして、多かれ少なかれ誰もが抱えている要素であるといってよい。
にもかかわらず凡庸(注1)さは、表向き、なぜこれほど忌み嫌われる(注2)のか。
それは、おそらく、人間というものの大多数が凡庸な生を生きるほかなく、自分の未来もまたその限界のなかにあることをうすうす知っているのだが、そのことをそう決めつけられることは、自分の生を希望のない確定的なイメージに塗り込めてしまうことであり、それは②個としての価値を否定されてしまうことにつながると感じられるからである。
生きる意欲が現にあるのに、おまえの未来はこのとおり当たり前のものでしかないと規定されることは、未来に向かうものとしてある「生の意欲」の本質的条件を根こそぎにしてしまう。
自らが有限な存在であることを大筋ではわきまえつつ、しかもその範囲内に未知の部分を必ずいくらかは残しておく。
そこに自らが個であることの確証をかろうじて求めようとするのだ。
(小浜逸郎『この国はなぜ寂しいのかー「ものさし」を失った日本人』による)
(注1)凡庸さ:
ここでは、人並み、平凡であること
(注2)忌み嫌う:
ひどく嫌う
56、①そういう人間の傾向とあるが、どのような傾向か。
1)個性の持ち主に表面的には感心しつつも、内心ではそれほど認めない。
2)個性を重視し、意識的に自身と似た個性を持つ人としか群れようとしない。
3)個性的でありたいと願いながらも、自身と思いが同じ人と群れて安心する。
4)個性的であることを切望し、個性が強い人と集まって安心感を得る。
57、何か②個としての価値を否定されてしまうことにつながるのか。
1)自身の限界を示され、将来に不安を感じること
2)自身の平凡さを思い知らされ、限界を自覚すること
3)自身の平凡さを指摘され、生きる意欲をなくすこと
4)自身の無能さ