ふしぎ工房症候群9卒业绿川光台本翻訳精.docx

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ふしぎ工房症候群9卒业绿川光台本翻訳精

ふしぎ工房症候群EPISODE.9「卒業」語り:

緑川光

发售日期:

2006/02/17

01-prologue

日常で起こる些細で不可思議な出来事、それが人の思考と行動に影響を与えていく過程と結末を知りたいとは思いませんか。

この物語はあなた自身の好奇心と願望に基づいて構成されています。

ともすれば身をとしてしまいがちないつもの風景の中にあなたが不思議工房を見つけることができるようにお手伝いしましょう。

第一轨 序章

日常生活中发生的,细微而不可思议的事情。

在人的思考和行动的影响下,它们将会有怎样的发展与结局,您不想知道吗?

这个故事,是由您自身的好奇心与愿望所构成的。

为了让您能够在熟悉的风景中寻到不可思议工房,让我来帮助您吧——

02-親友からの手紙

 「久しぶり。

もうだいぶ会ってないけど、元気にしてる?

君のこと考えたらちょっと手紙書きたくなっちゃって、最近昔のことをよく思い出すんだ。

一緒に遊んだ頃が懐かしいな。

覚えてる?

僕が小学校に転入してきて、最初に声掛けてきてくれたこと。

ずっと忘れてないよ。

すぐに仲良くしてくれて本当に嬉しかった。

学校の隣の公園で夜遅くまで遊んで迎えに来た親にひどく叱られたこともあったよね。

あの公園は今でも思い出の場所だよ。

中学高校も一緒に楽しく過ごしたね。

でも、君が大学に行くことになって街を出る時は、正直寂しかったな。

就職決まったって聞いた。

おめでとう。

君のことだからきっとすごい仕事をすると思う。

僕の尊敬する人だし、今でも君を誇りに思っている。

応援してるからね。

気が向いたら手紙でもください。

また会えたらいいね。

その時が来るのを楽しみにしています。

「手紙、ありがとう。

あれから時間ばかり経っちゃって本当にごめん。

仕事も始めてみないと分からないけど、とにかく頑張るよ。

それでさ、もう少ししたら冬休みだから、年末に一回そっちに帰ろうと思う。

全然帰ってなかったからさ。

そしたら、一緒にあの公園に行ってみようか?

久しぶりに会うの楽しみだな。

じゃ、また。

 親友からの手紙。

その返事をポストに投函して、空を見上げた。

空気がしんとして都会には珍しく透き通るような青空が広がっている。

ふと飛行機雲の向こうに、彼の顔と懐かしい郷里の風景が浮かんだ。

僕は帰省するかどうか迷っていた。

いや、本来なら帰れない。

大学に入ったものの目標もなく、一年の夏には勝手に休学届けを出してしまった。

親には元気に学校に通っている。

学費は自分で払うから心配ないと嘘をつき、アルバイトをしながら適当に生活している。

もちろん就職なんて決まっていない。

どうしてこんなことになってしまったんだろう。

自分でもよく分からない。

僕には輝かしい未来が約束されていたはずだ。

それを自ら捨てて、無気力な生活に甘んじるようになった。

それはそれで気楽に生きられるから、満足していると自分に言い聞かせてみるが、空しいだけだったりする。

あまりに周りに期待されすぎて、僕はそのプレシャーに耐えられなかった。

そのくせ、みんな裏切ったことを知られたくなくて、こうして都会で一人気ままに暮らしている。

情けないと思う。

かといって、どうこうしようという気力は生まれない。

このまま適当に生きていけばいいじゃないかという、もう一人の自分の声が聞こえてくる。

今の僕は親友に尊敬され、誇りに思われる立場になんかないんだ。

そう思ったら泣けてきた。

久しぶりの彼の手紙が心に痛い。

僕のほうこそ彼を尊敬している。

彼こそ僕にとって乗り越えなきゃいけない大きな存在だった。

なのにどうして僕は

第二轨 挚友的来信

久违了。

许久不见,身体还好吗?

一时想起了你,想给你写封信。

最近,我经常回忆起过去的事情。

真怀念呵,跟你一块玩耍的日子……

你还记得吗?

刚转来这所小学时,你第一次跟我搭了话。

我一直忘不了。

我们很快成了好朋友……我真的很高兴。

在学校附近的公园玩到很晚,父母找过来时,狠狠地训斥了我们一顿。

那座公园……现在也觉得很是怀念呵。

一起快乐地渡过了初高中。

不过,当你离开这儿去读大学时,说实话,还是感觉有些寂廖。

听说你决定好工作了。

恭喜你。

你从来都是如此优秀,肯定找到了很不错的工作吧。

我一直都很仰幕你,现在也是以你为荣。

我会永远支持你的。

如果方便的话,给我回个信吧。

希望还能再见到你。

我期盼着重逢的那天。

谢谢你的来信。

拖到这时才回信,实在对不起。

工作也得自己做了才了解其中滋味。

不过,我会加油的。

还有,很快就要放寒假了,我想年末回来一趟。

这些年都没有回去过嘛。

到那时,再一起去那座公园不?

期盼着与你的再会。

下次见。

挚友的来信。

我将回信投入邮筒,抬起头仰望天空。

空气很清新。

头顶是城市里少见的蔚蓝天空。

突然,飞机飞行后留下白痕的远方,浮现出他的容颜,还有令人怀念的故乡。

我有点犹豫,要不要回去。

不……本来我是无法回去的。

尽管进了大学,却毫无目标。

大一的夏季,轻率地提交了休学申请。

骗父母说我每天都去好好上学,自己能支付学费,所以别担心。

实际上,我一边打工,一边随意地生活着。

自然,也没有定下什么工作。

为什么会这样……

自己也不是很清楚。

我本该有着美好的未来。

然而,却自己放弃了它,沉沦于颓唐的生活中。

诚然,这样也过得很轻松。

一旦满足于这种生活时,又不禁想诘问自己。

偶尔,觉得极度空虚。

周围的人们对我期待太高,我也承受不住那种压力。

因而不想让大家知道,我辜负了他们的期望。

于是就这样,一个人随意地生活在这座城市里。

真的很没出息……

却没有改变的勇气。

同时也听到另一个自己说,就这样随便生活下去吧。

现在的我,根本不配让挚友仰慕,引以为荣……

这样想着,眼泪流了下来。

看着他久违的来信,感觉很难受。

应该是我来仰慕他……他才是我不得不超越的存在。

而我为什么……

03-「転入生」

 彼と初めて会ったのは小学校五年生の時だった。

転入生として紹介された時、一瞬教室がざわついた。

彼は重度の小児麻痺で左手と左足が思うように動かない。

それは誰が見ても明らかだった。

それでも彼は一生懸命に歩き、教壇の前に立つと胸を張って自己紹介し、仲良くしてくださいと頭を下げた。

その姿に僕は幼心に感動した。

ハンデを背負ってもたくましく生きている。

そんな印象だった。

でも子供は素直で残酷だ。

異質なものを見る目付きで誰も彼に近付こうとしない。

「ヤー」僕は教室で一人ぼっちになってる彼に声を掛けた。

それから振り向いてクラス全員に仲良くしようと呼び掛けた。

自分で言うのもなんだが、成績は学年で一番、スポーツ万能でクラス員長もやっていたから、誰もが僕に従った。

その僕を彼は羨望のまなざしで見詰めていた。

今思えば、心のどこかで優越感に浸っていた。

何より感動したというのは実は嫉妬だったように思う。

大人顔負けの偽善者だったかもしれない。

一方、彼は驚くほど素直で真っ直ぐな性格だった。

困難をものともしない強い心を持っていて決して自分を恥じるような素振りを見せなかった。

それが僕には眩しく、いってみれば最大のライバルが現れたと直感したのだ。

誰にも負けてはいけない。

両親や周りの人間に期待されて育った僕に僅かだが焦りが承知だ。

普通なら彼を敵視することもあるだろう。

だが、僕はそうしなかった。

彼の側にいることで自分の優秀さをアピールするという作戦に出たのだ。

本当に嫌な子供だった。

だが、彼と一緒にいればいるほど僕は彼の純粋さに打ちのめされる結果となった。

放課後はよく二人で学校の隣にある公園で遊んだ。

校門が閉まった後はそこが絶好の遊び場で僕は彼をそこに招待したのだ。

しかし、木の枝を折ったり花を抜いたりといたずら僕を決まって彼がたしなめた。

その度に僕は口を曲げた。

学校ではできない密かな楽しみを奪われた気がして、頭に来たからだな。

同時に言い付けられると思う恐怖もあって黙った。

しかし、彼は決してそんなことしなかった。

ある日、公園の管理人から学校に苦情が入った。

いたずらしている児童がいると教室で先生からそれを告げられると、僕は心臓が止まりそうになった。

みんなの前で恥をかきたくないという思いが頭を駆け巡り、青ざめで下を向いていると不意に僕ですという声が聞こえた。

顔上げると彼が席から立って、ごめんなさいと先生に頭を下げていた。

虫取りをしていた時のことだった。

僕がカマキリを殺して遊んでいると、いきなり彼に突き飛ばされた。

何をするんだと睨みつけると彼は命は大切だからといって涙を流した。

道を歩いていても彼は困っている人を見つけると、躊躇なく助けようとする。

横断歩道で老人の手を引いたり、重い荷物を持ってやったり、お前のほうがよっぽと大変だぞとずっと思いながら、僕は慌てて彼を手伝った。

彼に聞いたことがある。

なぜそんなことまでやるのかと。

彼の答えは僕を圧倒した。

「僕は人の役に立ちたいんだ。

こんな体でも役に立てるって、世の中に必要とされているって思いたいんだ。

じゃないと、僕が生きている価値がなくなっちゃう。

それが怖いんだ。

」正直すごいやつだと思った。

と同時に、こいつには勝てないのではと心の底で思った。

今まで陰で助けてもらっているくせに、嫉妬で我を失いそうになって、この時は彼をおいて家に帰ってしまった。

普段はみんな、彼のことを僕の子分かなんかのように思っている。

しかし、実は対等以上に彼の存在が大きく、それに自分で気づくことさえいやだった。

第三轨 转学生

初次见到他时,我还在读小学五年级。

当老师介绍说他是转学生时,班里一下子炸开了锅。

他患有重度小儿麻痹症,谁都看得出,他的左手和左脚无法自由活动。

然而,他仍努力地走动,站在讲台上,挺起胸膛地做了自我介绍。

希望我能和大家好好相处。

他说着,低下头。

他言行举动感动了我幼小的心灵。

他留给我一种不怕困难,坚强生存下去的印象。

然而,孩童却是如此天真而残酷。

大家都用种异样的眼光看他,谁也不愿意靠近他。

“呀。

我向教室里孤零零的他打了个招呼。

然后返过身时,全班同学都向他说了句,“一起好好相处吧。

尽管不好意思自己说出口,但当时我的成绩在全年级都是拔尖的,而且各类运动都很棒,同时还是班级委员,全班同学都很佩服我。

他用羡慕的眼神望着我。

现在想起来,当时自己心中隐隐地潜存着某种优越感。

觉得他并不是钦佩我……更多是嫉妒吧。

或许自己是个连成人也要甘拜下风的伪善者。

而他的性格坦率得让人不敢相信。

他的心灵如此坚强,完全不把困难当一回事。

也从来没有表现出什么卑亢之意。

对我来说,他是如此耀眼的存在。

说起来,自己算是感觉到最大的劲敌出现了。

绝不能输给任何人。

从小就生活在父母及他人的期待中的我,也稍稍感到了点焦躁。

一般来说,站在我的立场上,或许会敌视他吧。

但我却没有。

因为我暗暗制定了一个作战计划,和他在一起,更能表现得出我的优秀。

真是无耻的小孩……

但是,跟他在一起的时间长了点后,我慢慢被他的单纯所感染了。

放学后,两人经常一起去学校旁的公园里玩耍。

校门锁了后,那儿就成了我们的天堂。

我带他去了那。

但是,当我淘气地折树枝、摘花时,他总是提醒我不要这样做。

那时我总有点不屑一顾,感觉他剥夺了我在学校里无法得到的小小快乐。

一时火气上来了。

但同时又怕他去告状,于是什么也没说。

可是他从来没有这样做过。

有一天,公园管理人向学校诉苦说,有小孩在公园里淘气。

老师在教室里跟我们说这件事时,我感觉自己的心脏都要停止跳动了。

脑袋里只想着不能在大家面前出丑,脸色变得铁青,低下头去。

然后突然听到一个声音说:

“是我。

抬起头时,他从座位上站了起来,向老师低头道歉:

“对不起。

还有在抓虫子时发生的事。

我在折磨螳螂寻乐时,他突然撞了过来。

我瞪着他问:

“你干什么?

他说生命是最宝贵的,然后竟哭了出来。

走在路上看到有人碰到麻烦时,他总是毫不犹豫地上去帮忙。

牵着老人的手带他走过人行道;帮人背重行李。

“你这身体情况比人家还糟呢。

”我想着,慌忙跑过去帮忙。

曾问过他为什么要做到这份上。

他回答让我震惊了。

“我想做点对别人有益的事。

尽管身体成了这样,也希望能帮助别人。

想证明这个世界还需要我。

不然的话……我就没有活下去的意义了。

……我害怕这样。

老实说,当时觉得他很真的很了不起。

同时也从心底感觉……自己或许赶不上他。

一直以来我都得到了他的救赎,但此时,自己却几乎迷失于嫉妒中。

于是我丢下他一个人,独自回家了。

大家一直以为他是我的小跟班。

但实际上,他的存在份量仿佛比自己还要重。

而且,自己甚至不愿意承认这点……

04-「事件」

 彼の犯では他にもあった。

生まれながらに心臓患っていて、あまり激しい運動はできない。

体育の時間はもちろん、運動会も見学するしかない。

そんな彼は本当に一生懸命に人を応援する。

トラックを走っている僕にはいつも彼の声援が聞こえていた。

中学生になってサッカー部に入った時も彼はいつも応援に来てくれた。

一年生でレギュラーを獲得し、大会に出ることが多くなって遠征しても常に彼はスタンドの中にいた。

このごろ、僕は有頂天になっていた。

世界が自分を中心に回っているとさえ思うようになった。

その時に思わぬ事件が起きた。

学校の廊下で仲間と話してる時、そのうちの一人が言った。

「なあ、なぜあいつとあんなに仲良くしてるんだ。

お前みたいなやつがちょっと信じられないな。

」「いや、だってかわいそうだろう。

俺が相手にしなきゃ誰も相手にしないだろう。

」そう言って視線を上げた時、仲間の肩越しに彼の顔を見て僕はぎょっとなった。

今の話を聞かれたという思いと言い訳をしなくちゃという思いは一度に重なって、僕は思わず声をあげた。

「あ。

」僕のしまったという顔を見て彼は何も言わずに背を向けると、足を引きずりながらその場を立ち去った。

そしてそれ以来、僕に近付こうとしなくなった。

日々にいらいらが募った。

最初は後悔していたが、時間が経つと逆にだんだん腹が立ってきた。

あれだけ仲良くしてやったのに、あんな態度を取るなんて、自分のことを棚に上げて僕はプライドが傷つけられたと思い込むようになった。

ある日の放課後、僕は待ち伏せしてついに彼を捕まえた。

木陰から現れた僕に一度は驚いた顔をして、またすぐに立ち去ろうとする彼の腕を掴んだ。

「待ってよ!

なぜ避けるんだ?

そりゃあの時はあいいたけど、決して本気じゃ...」

「違うんだ。

僕の言葉を遮ってから彼は俯き、陰に行った。

「違うよ。

避けていたわけじゃないし、あの言葉だって気にしてなんかない。

」「え?

だって。

僕には意味が分からない。

彼は今度真っ直ぐに僕を見ていた。

「いや、気にしてないと言ったら嘘になるかも。

僕はね、むしろ君に甘えている自分が分かって、恥ずかしくなったんだ。

もう迷惑をかけない。

足手まといになるのはやめよう。

そう決めたんだ。

「そんな勝手に!

「勝手なのは僕のほうだ。

ずっと一人ぼっちだったから、仲良くしてくれて本当に嬉しかった。

でも、僕はもっと強くならなくちゃいけない。

強くなったら、もう一度君に友達になってくれというつもりだったんだ。

だから...」

「やめろ!

彼の言葉を最後まで聞く前に叫んでいる自分がいた。

ほかに適当な言葉が思いつかなかった。

僕はがっくりと膝を落すと、苦しそうに呻いた。

「やめろよ!

そんなふうに言うなよ!

恥ずかしかった。

死んでしまいたいくらいに恥ずかしかった。

顔が真っ赤になっているのが分かる。

頬が涙で濡れている。

悔しい涙だった。

こんな時に反省するどころか悔しがっている自分に飽きれた。

ますます顔が赤くなる。

絶対こいつに勝てないと思った。

こんなに真っ直ぐなやつを前に、自分が惨めでならなかった。

体裁を取り繕い、格好をつけてあまつさえ有頂天になって人を傷つけている自分が許せなかった。

もうずっと前から気づいていたくせに。

それを認めようとしない僕は最低の人間だった。

「やめてくれよ!

」尚蹲る僕に彼はどう声を掛けていいか分からずに呆然としていった。

第四轨 事件

他的身体还有别的问题。

他患有先天性心脏病,不能参与激烈运动。

体育课自不待言,运动会上也只能在一旁观望。

然而那样的他却拼命为大家加油。

我在跑道上向前冲刺时,总能听到他的加油声。

读初中时加入足球部之后,他也总过来为我加油。

初一时就取得了正选资格。

后来比赛越来越多,甚至去外地比赛时,他总是坐在观众席上。

这时,我骄傲自满得很。

甚至以为世界以自己为中心转动。

就在那时,发生了一件意想不到的事情。

在学校走廊上跟朋友聊天时,其中有人问:

“呐,为啥跟那家伙玩得这么熟?

你这样优秀的人居然……真不难相信。

“他太可怜了。

我不理他的话,就没人理他了。

说着,我抬起头,没想到在那些朋友的肩膀后看到了他。

我一时怔住了。

他肯定听到了刚刚的话,我得去解释。

这些想法一同纠缠在我的脑海里。

我不由发出了声音。

“啊……”

看到我一脸慌然的样子,他沉默地返过身去,拖着脚步离开了。

之后,他再也没靠近我了。

我越来越不安。

刚开始还有点后悔,但时间一长,反倒觉得有点生气了。

关系都这么好了,还对人那种态度。

我佯装不知自己的错,一味只想着他伤害了我的自尊心。

某天放学后,我在路上进行埋伏作战,终于等到了他。

我从树荫下走出来。

他惊讶地看着我,然后又打算逃走。

我抓住了他的手腕。

“等等,为什么故意避开我?

上次我是有点过份了,但那只是玩笑啊……”

“不是的。

他打断了我的话,低下头,说。

“不是的。

我没有故意避开你,也没有在意你当时说的那些话。

“……呃?

但是你……”

我不明白他的意思。

然后,他直直地迎着我的目光,说:

“不对……说不在意也许是谎话。

或许是我发现自己太依赖你了,实在很惭愧。

不想再给你添麻烦了……

不想再拖你的后腿了……

我……下定决心了。

“怎么就这样随意决定了……”

明明是我太过任性了啊。

“我从来都是一个人,很高兴能跟你成为好朋友。

但是,我要更坚强点才行……

我想……等我变坚强了点后,再次跟你成为朋友,所以……”

“别说了!

我没等他说完,就大叫着打断了他的话。

实在想不出什么合适的话语。

我颓然地跪了下去,痛苦地呻吟起来。

“别说了……别再这么说了……”

很愧疚。

愧疚甚至想去死……

我的脸涨得通红,脸颊上沾满了悔恨的泪水。

在这时候居然还不知道反省,只是一味的悔恨……我真的无药可救了。

脸涨得越来越红。

自己绝对赢不了这个人……我想。

看到他这般直率,不由感觉自己越来越渺小。

我无法原谅自己……自认是天才而自鸣得意,只知道装腔作势,狂妄自满而只会伤害别人的自己。

很久以前就已经察觉到了……

然而自己却不愿意去承认。

我真的太差劲了。

“别说了……”

我就那样半跪在地上。

他不知道该如何应答,茫然地看着我。

05-「別れ」

 この時を境に僕たちは本当の親友になった気がする。

お互いに支え合う存在になった。

そして忘れもしない高校の卒業式の日、僕は進学のため町を出る。

彼は地元に残る。

その日はずっと一緒にやってきた僕たちの別れを意味していた。

お互いに何か記念になるものを交換しようということになった。

僕たちは卒業式が終わると、体育館裏で掛け声と共にそれを出し合うことにした。

「セーノ!

」彼の手には小さなバケツが僕の手には小さなスコップが握られていた。

どちらも同じキャラクタ-が描かれているものだった。

初めて出会った頃、どうしてもそれがほしいと思っていた僕に彼が一緒に買おうと言い出した。

お小遣いを出し合って買ったセット―砂場で穴を掘ったり砂を運んだり、土を掘って虫を入れたりした万能セット。

ついになっていて、二つなければ役に立たないそれを僕たちはいつも持ち寄って遊んだ。

「確かに記念品だ。

」もう高校卒業するというのに、そのあまりのがらくたさ加減にお互い顔を見詰めて笑い転げた。

でも、そのがらくたは確かに僕たちの記念品だった。

「後、これ。

」一頻り笑った後に彼が封筒を渡して寄越した。

「何?

」「開けてみて。

」何だろうと思って封を切ると手紙が入っていた。

冒頭に始めて会った時から好きでしたと書かれてある。

僕は仰天した。

まさか、これはラブレター。

しかも、彼から僕に。

そんな趣味がないぞ。

やばいことになった。

こんなことになるなんて、僕は一体どうすればいいんだ!

うろたえる僕を尻目に彼がにやにやしながら言った。

「いやだな!

何か勘違いしてない。

ちゃんと読んでみてよ。

」恐る恐る手紙に目を通すと最後に女子の名前が書いてあった。

「え?

」顔を上げると、彼が視線を横に向けた。

その先に木の陰に隠れるようにしてこっちを見ている女子の姿が見えた。

後輩のサッカー部のマネージャだった。

「そういうこと。

」そういって、彼は僕の制服の第二ボタンを引きちぎると、それを手渡して、「早く言ってあげなよ。

」と僕を促した。

「余計なことして。

」僕はしぶしぶ彼に従う振りをしたが、実は内心嬉しかった。

ずっと僕の片思いだと思っていた。

最後に思いだけでも伝えたいんだ。

そう彼にだけは打ち明けていたから。

機転を聞かせてくれるだろう。

またしても一本取られてしまった。

数日後に町を出た。

大学が始まるまでまだ少し間があったが、早く都会の生活に慣れたがったし、準備も怠りたくなかった。

駅に見送れに来た彼と最後に握手を交わした。

「元気でね。

偶には帰ってくるから。

」「うん、待ってるよ。

僕だけじゃなく、彼女もね。

」にやりとする彼の隣に目を真っ赤にしてハンカチを握り締めた後輩の子がいた。

電車が動き出したら、彼女の姿が見えなくなった。

きっとホームの陰で泣いているのかもしれない。

彼が手を振って叫んだ。

「元気でね!

」僕も叫んだ。

「夏休みには帰ってくるから!

」彼は何度も手を振っていた。

僕も彼の姿が小さくなって見えなくなるまで手を振り続けた。

そして、それが彼との最後になった。

第五轨 分别

这件事发生之后,我感觉我们成为了真正的好朋友。

彼此成了对方的精神支柱。

永远也忘不了高中毕业那天。

我将离开小镇,去往外地读大学。

而他留在家乡。

那天,即意味着我们的分别。

于是我们想交换一点小纪念品。

毕业典礼结束后,我们在体育馆内倒数着时间,一同拿出了自己的纪念品。

“一二三。

他手中是一个小小的水桶,而我手中握着一个小小的铁铲。

这些东西,正是我们的写照

初次相遇时,我说很想要那个,他说,我们一起买下来吧。

两个人用零花钱一起买下来的一套工具。

能用它们能在沙滩上挖洞,运送沙子,掘土放虫子进去,真算是万能工具了。

而且,两件工具得在一块使用才能发挥效用,于是我们一直带着它们玩耍。

“真的是纪念品呢。

都是高中毕业的人了,还送这种小玩意儿,两个人都看着对方的脸,大笑起来。

但这些小玩意,确确实实是我们的纪念品。

“还有,这个。

笑了一会后,他把一个信封交给了我。

“什么?

“拆开看看吧。

我正疑惑着这是什么东西,拆开信封后,看到里边是一封信。

茫然中,看到上面写有一句“从第一次见到你的时候起,我就喜欢上你了。

我脸色骤然改变了。

难道这是……情书?

而且是他写给我的……?

我可没这种嗜好,糟了……

怎么会发展成这样,我该如何是好。

他像是猜中了我的心思一般,笑着说:

“真是的,你想歪了吧?

好好读完。

我有些担心地读完信,最后的署名却是一个女生的名字。

啊……

抬起头时,他的视线转向了远方。

那儿,有个女孩像是躲在树荫后一般,望着我们这边。

那是我的学妹,足球部的管理人。

“就是这么回事。

说着,他把我第二粒纽扣扯下来,再交给我,催促我说:

“快去跟人家说吧。

“真是多管闲事。

”我表面上装作推推就就地

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