永井和风.docx

1、永井和风 永井 荷風（ 、1879年（明治12年）12月3日 - 1959年（昭和34年）4月30日）、日本小説家。本名永井 壮吉（ 、旧字体：壯吉）。号金阜山人（）断腸亭主人（）。論文理想的自然的幼年時代少年時代 永井久一郎恒（）長男、東京市小石川区金富町四十五番地（現文京区春日二丁目）生。父久一郎内務省衛生局勤務。母恒、久一郎師儒者鷲津毅堂二女。東京女子師範学校附属幼稚園（現茶水女子大学附属幼稚園）、小石川区小日向台町（現文京区小日向二丁目）存在黒田小学校初等科、東京府尋常師範学校附属小学校高等科（現東京学芸大学附属竹早小学校）進、1891年神田錦町高等師範学校附属尋常中学校（現筑波大学附

2、属中学校高等学校）2年編入学。芝居好母親影響歌舞伎邦楽親、漢学者岩渓裳川漢学、画家岡不崩日本画、内閣書記官岡三橋書学。文学目覚 1894年病気一時休学、療養中水滸伝八犬伝東海道中膝栗毛伝奇小説江戸戯作文学読。彼自身事、今日、老至閑文字弄如遊惰身、一家主人親、人間並一生涯送（十六、七岩波文庫）書、後文学活動充電期間。、帝国大学第二病院入院中恋心寄看護婦名蓮因荷風雅号用1。中学在学中、病気長期療養元一年留年、幾年間同級友達一緒、一下級生徒、以前学業興味持出来。一人運動場片隅丁度頃覚始漢詩俳句考（十六、七）文学活動始、軟派目後元帥寺内寿一殴打事件引起。2、1897年3月中学卒業。同年7月第一高等学校

3、入試失敗3、9月家族上海旅行、帰国後1898年、旅行記上海紀行発表。現存荷風処女作。同時期神田区一橋高等商業学校（現一橋大学東京外国語大学）附属外国語学校清語科臨時入学（欠席過1899年除籍）。新進作家 1898年、広津柳浪入門、1899年清留学生羅蘇山人紹介巌谷小波木曜会入。1901年、暁星中学夜学語習始、大地英訳読傾倒。1898年習作雑誌発表、1902年翌年、野心、地獄花、夢女、女優刊行。特地獄花森鴎外絶賛、彼出世作。一方、江戸文学研究落語家六代目朝寝坊弟子歌舞伎座福地桜痴門下狂言作者見習。旺盛創作活動一方、荷風権力対反骨精神作品反映。特1902年発表新任知事、叔父福井県知事阪本釤之助、釤

4、之助荷風絶縁事件起。外遊 1903年（明治36年）（24歳）、父意向実業学渡米、1907年、D.C.語修傍、日本大使館正金銀行勤。1907年1908年10月滞在、正金銀行勤、退職後遊、文人由緒巡、上田敏知合。4。外遊中荷風繁演奏会通、西洋音楽最近傾向欧州歌劇現状実5。音楽現状、知識、近代音楽家紹介端緒、我国音楽史功績残。充実時代 1908年（明治41年）（29歳）、物語発表。1909年物語歓楽発売禁止憂目、夏目漱石依頼東京朝日新聞冷笑連載、他新帰朝者日記深川唄傑作発表荷風新進作家注目、鴎外、漱石小山内薫、二代目市川左團次文化人演劇関係者交友持。1910年、森鴎外上田敏推薦慶應義塾大学文学部主任

5、教授。教育者荷風洒脱服装講義望。内容仏語、仏文学評論主、時間厳格、関係者講義面白。雑談以上面白佐藤春夫評好評。講義水上瀧太郎、松本泰、小泉信三、久保田万太郎人材生。荷風八面六臂活躍見、木下杢太郎会参加谷崎潤一郎見出、訳詩集珊瑚集発表、雑誌三田文学創刊谷崎泉鏡花創作紹介行。、文学者的存在西園寺公望可愛、西園寺邸行雨聲会、鴎外、鏡花、島崎藤村、大町桂月、広津柳浪、田山花袋先輩文学者参加。西園寺父交際、西園寺公荷風君見君父、君泣笑（巌谷小波私今昔物語）。私生活破綻 華教授職一方芸妓交情続、私生活必安泰周囲軋轢繰返。1912年、商家娘結婚、1913年父没家督継間離縁。1914年、新橋芸妓八重次（藤蔭静

6、枝）入籍、末弟威三郎親戚折合悪6。八重次生活、翌年早別居、荷風京橋区築地（現中央区築地）借家移。関係女性、自断腸亭日乗1936年1月30日記事列記。戯作者生 1910年大逆事件際、荷風日本個人尊重伝統遵守上辺西欧化専心、体制派、逆市民迫害。事件糾弾勇気、戯作者身考（花火1919年）。以降江戸面影求杖先哲墓遊里向、筆懐古随筆花柳小説創作向、1915年江戸名残求散策主題随筆日和下駄発表。文学関少造詣持、原書読、後進勧7。1916年三田文学運営慶應義塾側間意見対立深刻化、荷風大学教授職辞。後創作専念傍雑誌文明友人井上唖立上、太田蜀山人、寺門静軒 、成島柳北江戸戯作者文人世界耽溺。慶應辞間、余丁町邸内

7、一隅戻住断腸亭名付、1917年9月16日断腸亭日乗綴始。断腸亭名荷風腸病事秋海棠（別名、断腸花）好事由来。1918年、余丁町屋敷売、築地二丁目寓居翌年、麻布市兵衛町一丁目（現港区六本木一丁目）新築偏奇館移。外装己性癖偏倚命名。時折、娼婦女中入、妻帯家族持創作妨公言、基本的一人暮。、中期名作腕、笹発表旺盛創作活動傍、左團次、小山内川尻清潭、岡鬼太郎、山崎紫紅、池田大伍交流、南北物復活狂言演出江戸期文人墨客研究行。新境地開拓 1926年（大正15年 - 昭和元年）（47歳）、銀座出入。荷風創作興味旧来芸者新女給私娼移、1931年、1934年花新境地作品作出。各出版社荷風全集本発売多額印税入、生活余

8、裕生、創作活動迎。旺盛執筆傍寸暇惜、友人神代帚葉銀座散策、江東区荒川放水路新開地浅草歓楽街、玉井私娼街歩。成果実、1937年、濹東綺譚朝日新聞連載。随筆、下町散策主題深川散歩寺記、放水路佳作発表。浅草軽演劇進見学、踊子劇場関係者親交結、特筆、1938年（昭和13年）銀座知作曲家菅原明朗歌劇葛飾情話作浅草館上演。日本人創作本格的歌劇上演試話題集、成功気荷風葛飾情話映画化第二作浅草交響楽案練、時局悪化中止止。永井智子菅原結婚、以後荷風夫婦付合。戦乱中戦争深、新作新刊上梓難、荷風浮沈勲章踊子作品断腸亭日乗執筆続。草稿複数部筆写知友預、危急備。戦争影響容赦私生活悪影響与、食料燃料事欠。1945年3月1

9、0日払暁東京大空襲偏奇館焼亡、荷風草稿抱避難蔵書灰燼帰。以降、荷風菅原夫妻頼中野区住吉町（現東中野四丁目）明石市、岡山市転罹災、7月3日同市巌井三門町（現岡山市北区三門東町）民家落着。66歳荷風、倉皇期散策日記怠、度重空襲避難連続下痢悩、不安神経症症状見身体変調。同行永井智子大島一雄宛手紙、最近恐怖病、方横、子供、私達一人昼間一寸用事出、困出云、食食事忘朝食、云始末。荷風状況生書。岡山県勝山疎開谷崎潤一郎、恩人荷風宛身回品郵送、身辺気遣。8月13日荷風勝山訪谷崎歓待、草稿預8。翌日岡山戻休戦知。荷風帰心矢如、8月30日、村田武雄入手切符同夫妻上列車乗翌31日帰京。唐突荷風行動、永井智子常帰京時

10、3人一緒約束気分害、私達裏切気持心寂一代大家気持悲一杯（大島一雄宛手紙）衝撃与、以降、智子荷風会。戦後復活後 戦後厳住宅事情預貯金封鎖、荷風従弟大島一雄（杵屋五叟）文学者小西茂也知人家同居余儀。一人暮慣彼同居人配慮、大島三味線稽古妨害、硫黄臭皮膚病治療薬浴槽入、縁側庭放尿、共同生活、周囲悶着続。知人相磯凌霜船橋市海神北一丁目別荘書斎代事。大島一雄次男永光1944年養子縁組、1947年夏、荷風草稿大島家族無断売却争、原因離縁弁護士依頼。9。作家活動、戦中書溜作品昭和二十年日記一部編集罹災日録相次発表、戦時中控旧作再版注目浴。、新作出佳作富言。1948年（昭和23年）（69歳）、菅野（現東菅野二丁

11、目）家買落着環境生活。中1950年、随筆集葛飾土産出。荷風自身心身余裕、背広下駄履浅草葛飾旧跡散策。1949年翌年、浅草座渡鳥帰春情鳩街荷風作劇上演、荷風自身特別出演舞台立、楽屋踊子談笑姿新聞載話題集。孤老晩年死 1952年、温雅詩情高邁文明批評透徹現実観照三面備多優創作出他江戸文学研究、外国文学移植業績上、国近代文学史上独自巨歩印理由文化勲章受章。翌年日本芸術院会員選名誉包。一方相変浅草通、映画繁見。創作活動衰、短編書、旧作久保田万太郎脚色、新派花柳章太郎演話題集。1954年、恩師森鴎外三十三回忌、団子坂観潮楼跡荷風揮毫沙羅木碑文建。時荷風記念館造営五万円寄付。1957年（78歳）、市川市八

12、幡町四丁目（現八幡三丁目）転居、彼終棲家。1959年3月1日、長年通続浅草昼食中、病魔歩行殆困難（日乗）。後自宅近食堂大黒屋食事以外家引、病気苦荷風見知人医者紹介全取合。、4月30日朝、自宅遺体見付。胃潰瘍伴吐血心臓麻痺診断。傍置全財産常持歩習癖通、総額2334万円越銀行預金通帳現金31万円余入。10雑司谷霊園1種1号7側3番、父久一郎設墓域葬。、故人吉原遊女投込寺、荒川区南千住二丁目浄閑寺好訪、葬記11。宮尾住職発議、森於菟野田宇太郎小田嶽夫実行委員、計42人発起人、1963年（昭和38年）5月18日、遊女新吉原総霊塔向合、谷口吉郎設計詩碑筆塚建立。他 偏奇館跡地、開発地形留。 2004年、

13、市川市市制70周年式典名誉市民称号贈。 著作権刊行会相続打診、養子永光同意。永光、銀座徧喜舘経営。、荷風作品著作権、2010年1月1日切。 枢密顧問官勤叔父阪本釤之助、生涯絶縁。釤之助庶子高見順従弟承知、荷風敬遠12。 詩人素質優、創作詩集偏奇館吟草作、俳句、漢詩残。略年譜 1879年（明治12年）12月3日 - 東京市小石川区金富町番地（現文京区春日二丁目）内務省衛生局事務取扱13永井久一郎（尾張国（現愛知県出身）、号禾原来青閣主人）、恒（）長男生。母恒儒者鷲津毅堂二女。 1883年（明治16年）2月5日 - 弟貞二郎（鷲津家継）出生。下谷竹町鷲津家預、祖母美代育。 1884年（明治17年）

14、- 鷲津家東京女子師範学校附属幼稚園通園。 1886年（明治19年）- 小石川実家戻、小石川区小日向黒田小学校初等科入学。 1887年（明治20年）11月18日 - 弟威三郎出生。 1889年（明治22年）4月 - 黒田小学校尋常科第4学年卒業。7月 - 竹早町東京府尋常師範学校附属小学校高等科入学。年、父久一郎帝国大学書記官文部省入省。 1890年（明治23年）- 父久一郎文部大臣芳川顕正秘書官、麹町区（現千代田区）一丁目官舎移。 1891年（明治24年）6月 - 父久一郎文部省会計局長、一家小石川本邸帰。9月 - 神田一橋高等師範学校附属尋常中学校（現筑波大学附属中学校高等学校）第2学年編

15、入学。 1893年（明治26年）11月 - 父金富町邸宅売却、一家麹町区飯田町三丁目（現千代田区飯田橋）黐（）木坂中途借家移転。 1894年（明治27年）10月 - 麹町区一番町番地（現千代田区一番町）借家移転。 1896年（明治29年）- 荒木竹翁尺八稽古、岩渓裳川漢詩作法学。父久一郎日本郵船上海支店長時代（1897年4月1900年2月） 1897年（明治30年）2月 - 初吉原遊。- 中学校卒業。父久一郎官辞、日本郵船会社入社、上海支店長赴任。第一高等学校入学試験失敗。9月11月両親、弟一緒上海生活、帰国神田一橋高等商業学校（現一橋大学）附属外国語学校清語科臨時入学。 1898年（明治31

16、年）9月 - 簾月作品携、広津柳浪入門。 1899年（明治32年）1月 - 落語家六代目朝寝坊弟子、三遊亭夢之助名席亭出入。秋、寄席出入父知、落語家修行断念。萬朝報懸賞小説応募入選、習作短編新聞雑誌載。12月 - 外国語学校第2学年除籍。 1900年（明治33年）2月 - 父久一郎日本郵船会社横浜支店長。年巌谷小波知木曜会。歌舞伎座立作者福地桜痴門入作者見習拍子木入勉強始年。 1901年（明治34年）4月 - 日出国新聞転桜痴入社、雑誌記者。9月 - 同社解雇。語初歩学。年末作読感動。 1902年（明治35年）5月 - 家族牛込区大久保余丁町（現新宿区余丁町）転居9月 - 地獄花刊行、作風深。

17、 1903年（明治36年）9月 - 父勧渡米。 1905年（明治38年）6月 - 出、翌月日本公使館働。12月 - 父配慮横浜正金銀行支店職得。 1907年（明治40年）7月 - 父配慮横浜正金銀行支店転勤。 1908年（明治41年）3月 - 銀行。2月遊。7月 - 神戸到着。8月 - 物語博文館刊行。 1909年（明治42年）3月 - 物語博文館刊行届出同時発売禁止。 1910年（明治43年）2月 - 慶應義塾大学文学科刷新際、森鴎外、上田敏推薦、教授就任。5月 - 雑誌三田文学創刊、主宰 1911年（明治44年）11月 - 谷崎潤一郎氏作品三田文学発表。 1912年（明治45年大正元年）9

18、月 - 本郷湯島材木商斎藤政吉次女結婚。 1913年（大正2年）1月2日 - 父久一郎死去。2月 - 妻離婚。 1914年（大正3年）8月 - 市川左団次夫妻媒酌、八重次結婚式挙。 1915年（大正4年）2月 - 八重次離婚。5月 - 京橋区（現中央区）築地一丁目借家移転。 1916年（大正5年）1月 - 浅草旅籠町一丁目番地米田方転居。3月 - 慶應義塾辞、三田文学手。余丁町邸地所半分、子爵入江為守売却邸改築。5月 - 大久保余丁町本邸帰、一室断腸亭名起居。8月 - 腕文明連載（1917年10月）9月 - 旅籠町小家買入別宅、1月余売却断腸亭帰。 1917年（大正6年）9月 - 木挽町九丁目

19、借家仮住居無用庵名。9月16日 - 日記執筆再開（断腸亭日乗始） 1918年（大正7年）12月 - 大久保余丁町邸宅売却京橋区（現中央区）築地二丁目番地移転。 1919年（大正8年）12月 - 花火改造発表。 1920年（大正9年）5月 - 麻布（現港区）市兵衛町一丁目番地偏奇館移転。 1926年（大正15年昭和元年）8月 - 銀座通始。 1937年（昭和12年）4月 - 濹東綺譚（私家版）刊行。東京大阪朝日新聞連載（4月16日6月15日）9月8日 - 母恒死去。 1944年（昭和19年）3月 - 大島一雄（杵屋五叟）次男永光養子迎。 1945年（昭和20年）3月 - 東京大空襲偏奇館焼失。6

20、月 - 明石経岡山疎開。8月 - 岡山県勝山町疎開中谷崎潤一郎訪問、岡山三門町武南家戻、終戦知。9月 - 熱海和田浜木戸正方疎開杵屋五叟宅寄寓。 1946年（昭和21年）1月 - 千葉県市川市菅野番地（現菅野三丁目）杵屋五叟転居先寄寓。 1947年（昭和22年）1月 - 市川市菅野小西茂也方寄寓。 1948年（昭和23年）12月 - 市川市菅野番地（現東菅野二丁目）瓦葺坪家買入、移転。 1952年（昭和27年）11月 - 文化勲章受章。 1954年（昭和29年）1月 - 日本芸術院会員選。 1957年（昭和32年）3月 - 市川市八幡町四丁目番地（現八幡三丁目）転居。 1959年（昭和34年）4月30日 - 死去。死因胃潰瘍吐血窒息死（荷風外傳）。家族 父：永井久一郎（官僚） 母：（儒者鷲津毅堂次女） 弟：貞二郎、威三郎 養子：永井永光（作家店主） - 壮一郎（永光長男）系譜 永井家（永井氏系譜（武家家伝）永井家祖、天正12年（1584年）長久手合戦武功挙永井伝八郎直勝。鈴木成元永井直勝、直勝、長田氏名、徳川家康嫡男松平信康仕、信康自刃