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外来语吸收欧美文化历史日语
はじめに:
今の日本では、商店の名前であろうと、雑誌の表紙であろうと、すみずみに外来語が満ちている。
日本語ほど外来語が多い言語はないといっても過言ではない。
しかも、外来語の勉強は日本語を勉強する学習者にとって、一番難しいかもしれない。
日本語をよく勉強することには、外来語についての知識を了解する必要がある。
本研究は先行研究を踏まえたうえで、外来語の範疇と性格、外来語導入の歴史や使用現状及び外来語導入による日本語と日本社会への影響の諸相について検討してみた。
第1章 外来語の範疇と性格
第1節 外来語の定義
日本語では、外来語の定義について、権威ある辞書には次のように述べている。
「他の言語から借用して、自国語と同様に使用するようになった語、借用語。
日
本語では広義には漢語を含まれるが、狭義には主として欧米諸国から入ってきた語
を言う。
現在では一般にカタカナで表記される。
」 (小学館 『大辞泉』)
「主として室町時代以降、漢字文化圏以外の国から入ってきた語を言う。
」(小学
館 『日本国語大辞典』)
「もと外国語だったものが、国語の中に取り入れられたことば、主として明治以
降欧米から直接伝わったことばを言う。
ふつうカタカナで書く。
(三省堂 『国
語大辞典』)
また、吉沢典男、石綿敏雄編『外来語の語源』でも、「外来語は外国語から日本に入ってきた単語である。
いわゆる漢語も中国から取り入れたものであるから、本来外来語といってもよいはずであるが、慣習として含めない。
日本で外来語というのは主としてヨーロッパから日本語の中に入ってきたことばを指していうのが普通である。
」と述べている。
以上の意見をまとめれば、日本語における外来語というのは、主として漢語以外の外国語から国語に取り入れた語である。
すなわち、室町末期以降、ポルトガル語、オランダ語から、江戸末期以降は、英語、ドイツ語、フランス語などの欧米諸言語に由来するものを指すことが多い。
「ホテル」「ミルク」「オリジナル」「コスト」「リスク」「リテラシー」「ホームページ」「データベース」「レベル」「ライフスタイル」などがその例である。
外来語を「洋語」と呼ぶことがあるのもこのためである。
第2節 外来語の表記
外来語は普通「音訳」という方法で言語の発音を自国語の音韻に置き換え、自国語の文字で表す。
日本語における外来語は、もとの外国語から国語に取り入れられる時、国語の構造にあわせて、発音や語形、意味用法に変化が生じ、国語化するのが普通である。
日本語では、外国語の原語の音を日本語の音韻体系に基づく近似音に直し、それをカタカナで表記することによって外来語としている。
現代の外来語はカタカナで書き表すのが一般的であるが、外来語表記の歴史を見ると、この傾向はそれほど古いものではない。
欧米系の外来語が流入し始めた室町末期から、江戸初期の国語文献では、外国語や外来語の表記は、漢字であったり、平仮名であったり、時にはカタカナであったりして、一定していなかった。
外来語をカタカナで書く習慣が確立したのは明治後期のことだ。
その後大正から昭和にかけて、新しい外来語が増加し、戦後の外来語急増期に外来語のカタカナ表記が決定的となった。
仮名は表音文字なので、外国を音訳するのに好都合な道具である。
もともと外国語の日本進出は漢語で意訳したが、明治以降カタカナで外国語を音訳することにした。
発音が分かれば、カタカナで外国語を表記することができる。
このことは今に考えれば、外来語の導入を速めた。
この言語の面での革新的な変化が日本の近代化を速めたといっても過言ではない。
欧米諸国の先進技術に対して、中国人が一生懸命そのぴったり合う訳語を考えている時、日本人はカタカナで外来語を表記し、その技術を身につけて、先進国の行列に入った。
外国語をカタカナで表記して日本語に導入したことは、西洋文化の吸収に効率的だ。
カタカナは平仮名とは別の書体で、日本語を読むと、どれが固有語か、外来語なのか一目瞭然だ。
日本人は外国の文化を吸収すると同時に、その文化に印をつけ、自国の文化と区別する。
第2章 外来語導入の歴史及び現状
第1節 欧米文化による外来語の導入と発展
外来語の日本進出は16世紀にさかのぼることができる。
1543年にポルトガル人を乗せた中国船が九州南方の種子島に漂着したことが、ヨーロッパ人の日本に来たはじめである。
その後、スペイン人、オランダ人などが相継いで海を渡って日本に上陸して、日本との貿易を行った。
同時に、キリスト教宣教師の布教活動も行われてきた。
その時期、ポルトガル語を主とした外来語がたくさん流入した。
「バテレン」「キリシタン」「アニマ」「クロス」「メリヤス」「ビロード」「カッパ」「ボタン」「カルタ」「カボチャ」「パン」「カステラ」「タバコ」などの宗教や商売に関する言葉がたくさん日本語に取り入れた。
17世紀(江戸時代の後半期)になり、日本が鎖国をして、オランダ人しか来られなくなると、オランダ語が日本語にも入ってきた。
「アルコール」「コレラ」「ギヤマン」「カトリック」「ズック」「メス」「アルカリ」「エキス」「ペンキ」「ピストル」「オクタント」「ランドセル」「デッキ」「レンズ」「コーヒー」「コップ」「ゴム」などがそうであり、今でもよく使われている。
明治になり、200年あまりの鎖国が終わって、開国した日本は各国との通商貿易を回復した。
そのころ、西洋の思想や物が輸入されると、外来語は一つの国ばかりではなく、いろいろな国から入ってくるようになった。
もちろん英語からの外来語が中心だったが、フランス語、ドイツ語、イタリア語などの言語からもたくさん導入された。
フランス語から来た言葉は「ズボン」「シュミーズ」「ルージュ」「コミュニケ」「デカダンス」「バレー」「デッサン」「エチュード」「ジャンル」「コント」「アトリエ」「クロッキー」などのような服装や芸術についての言葉である。
ドイツ語からは「アスピリン」「ビールス」「ノイローゼ」「チフス」「カルテ」「ガーゼ」「アルバイト」「エネルギー」「デモーニッシュ」「イデオロギー」「トラホーム」「アレルギー」「ザイン」などの医学と哲学についての言葉を導入した。
イタリアからは音楽の言葉をたくさん導入された。
たとえば、「フィナーレ」「アルト」「テンポ」「ソプラノ」「コントラルト」「ヴィオラ」「チェロ」「テノール」「カンツォーネ」などである。
外来語の導入方式も意訳から音訳に変化し、外来語の導入が便利になったので、数多くの外来語が日本語に導入された。
第二次世界大戦後、アメリカの軍隊が日本に来ると、英語からの外来語が急激に増えた。
たとえば、「インフレ」「ユネスコ」「ロケット」「カメラ」「カリキュラム」「ディスカッション」「レクリエーション」「キャンセル」「スポンサー」「アナウンサー」「スタジオ」「チャンネル」「スーパー」「チェーンストア」などである。
「21世紀に入ると、インターネットの発展による国際化に進展は、外来語導入の速度をいっそう速めて、雑誌やテレビを見ても、町を歩いても、外来語を見ないことはない。
外来語の語数はもう日本語の語彙の十パーセントを占め、日本語の欠かせない一部となった。
外来語の使用範囲も広く、政治、経済、学術、衣食住など日本の社会全般に行きわたっている。
第2節外来語の使用現状
日本語の中にたくさんの外来語が存在していることは周知のようであるが、具体的には外来語の使用現状について、岩淵悦太郎編『外来語』(河出書房新社 1993)は次のように述べていた。
国立国語研究所が昭和三十一年の雑誌九十種の用語について調査の結果
では、外来語は全体の語彙の9.8%で、一割に近い。
昭和四十一年の朝日、
毎日、読売三紙についての調査では大体11%ぐらいのようである。
収録語数約6万語の『新明解国語辞典』に収められている外来語は約5千語で、総語数の8%を占めている。
また、NHK放送文化研究所国語センターが2001年5月に行った、普通の日本人を対象に、21世紀日本語における外来語の増加問題についての調査の結果では:
(1)テレビやラジオで使われている外来語が多いと思いますか。
「多いと思う」と回答した人 82.9%
「少ないと思う」と回答した人 12.9%
これによると、近年、外来語はテレビやラジオなどのマスメディアでよく使われていることは分かる。
(2)外来語が分からなくて困ったことがありますか。
「ある」と回答した人 76.9%
「少ない、ほとんどない」と回答した人 21.4%
同研究所が1991年に問題
(2)と同じアンケート調査の結果では、『よくある』と回答する人は58%で、「少ない、ほとんどない」と回答する人は41%だった。
調査の仕方が違うものの、わずか10年で自分に意味が分からない外来語がある人は18.9%も増え、ここ10年来の外来語の導入速度もここから分かる。
日本語を勉強する外国人は外来語に対する考えについて、筆者は蘭州理工大学外国語学院の日本語を勉強する30名の学生を対象に調査をした。
調査の結果では:
(1)日本語の単語を覚える時、漢語、和語、外来語、どっちが一番難しいと思い
ますか。
「漢語」と回答した人 0人
「和語」と回答した人 5人
「外来語」と回答した人 25人
(2)「外来語が増加することによって、日本語が難しくなる」という観点に賛成しますか。
「賛成」と回答した人 28人
「不賛成」と回答した人 2人
ここから見ると、日本語における外来語が増加することによって、日本語が難しくなって、日本語外国人の日本語習得の阻害となる。
日本人は外国人の日本語理解を促進するためには、今後に外来語の導入を慎重する必要がある。
上記の調査の結果を考えてみると、近年では、外国との間の情報交流の増大や、諸分野における国際化の進展などに伴い、日本語の中で外来語の使用が目立って増大してきた。
一般の人にとって覚えきれないほどに新しい語が次々と出現し、氾濫状態になって、今や日本の社会的な問題にもなっている。
第3節 外来語導入の原因の考察
日本語の中にたくさんの外来語が存在していることは前述の通りであるが、ではなぜ日本語にこんなにたくさんの外来語が導入されたのか、それについて考えてみたい。
1、外国文化の吸収は外来語が導入された原動力である
島国である日本は国土が狭くて、資源も乏しい。
日本人は古くから外部のものに強い好奇心を持っていて、外国文化を吸収することに積極的だ。
特に明治維新後、日本は政治、経済、文化、科学技術などの面において、西洋諸国との関係を密切なものにしてきた。
産業革命後の西洋諸国の科学技術は日本にとって魅力的なものである。
しかし、日本語の固有の言語体系で、語彙が足りない。
客観的には時代のニーズに合わせる効率で速く西洋の技術を導入できる言語が必要となる。
そのような時代背景から、外来語がたくさん導入された。
2、意訳から音訳への変化は外来語導入の速度を速めた
西洋文化の日本進出は最初、西洋のものを意訳して、漢字で表す。
ときどき一つの外国語にいくつかの訳語があり、語義の面でも偏差がある。
面倒だけでなく、かなり時間がかかる。
明治維新の後、この方式はもう時代のニーズに合わないので、日本人は外国語を音訳し、カタカナで表記することにした。
その結果、外国語の発音が分かれば、カタカナで外国語を正確的に表すことができる。
外来語導入は効率的で便利になったので、その後外来語がウシオのごとく押し寄せて来ても、カタカナ表記で処理した。
3、日本人の欧米崇拝が外来語の導入を促した
日本人の考えでは、欧米といえば進歩や文明のシンポルだと思いがちだ。
特に第二次世界大戦後、アメリカの軍隊が日本に来ると、日本人の考え方もずいぶん変わってきた。
アメリカのライフスタイルを追求することは風潮になった。
そのころ、欧米の先進技術も大量に輸入された。
それと同時に、欧米文化の一部として、たくさんの英語も日本語に取り入れられた。
このほか、テレビ、ラジオなどのマスコミがたくさんの外来語を使うことも外来語の導入に力を与えた。
特にインターネットの発展や普及によって、国際文化交流がますます多くなって、外来語の普及にも大きな影響をもたらした。
第3章 外来語導入による日本語への影響の諸相
第1節 外来語と日本社会
外来語の導入と発展は単なる言語現象ではなくて、西洋諸国の先進的な文化、芸術、科学技術、ライフスタイルなどが日本に輸入された明証である。
外来語の導入と発展の歴史を見れば、外来語は日本社会の進歩に大きな貢献を果たしたと言える。
まず、外来語は、西洋諸国の先進的な文化や科学技術の輸入によって、日本の近代化を推進するの面において、大きな役割を果たしてきた。
外来語は西洋独特の事物や概念などを表すのに効率的で便利な方式である。
日本科学技術情報センターの統計によると、日本語における科学技術用語の中で外来語は半分以上も占めるという。
たくさんの科学技術についての外来語を導入することによって、日本は先進的な技術を身につけ、工業化革命の終電に間に合って、先進国の行列に入った。
また、外来語が日本人に新しい語感をあげた。
外来語は日本人にとって、新鮮感や高級感、しゃれという語感を与える。
外来語はいつも直接的、露骨な言い方を避け、婉曲的で間接的に表現する。
日本人の心理及び国民性に適合する。
たとえば、「トイレ(便所)」、「ホテル(旅館)」、「ローン(借金)」「ライス(めし)」「トラブル(旅行)」「彼女(ガールフレンド)」「ステッキ(つえ)」「バス(風呂)」などである。
外来語は固有の機能や魅力を持ち、各分野で使われているが、近年その急速な増加及び一般社会生活における過度の使用は社会的に問題となっている。
高齢化社会を迎えた現代では、世代間のコミュニケーションを阻害する一要因にもなっている。
社会的コミュニケーションから見た外来語増加に伴う問題点としては、以下のようなものがあげられる。
1、日本語によるコミュニケーションを阻害し、社会的な情報の共有を妨げるおそれがある・・・外来語が理解できないため、情報を受け取れない人が生じる。
2、世代間コミュニケーションの阻害となる・・・特に高齢者にとって、外来語の意味が分からなくて、困ることが多い。
3、外国人の日本語理解の阻害となる・・・外国人にとってカタカナ語は分かりにくい。
4、日本人の外国語習得の阻害となる・・・原語の意味から外れた外来語や和製語は、外国語としては通用しない。
以上を考え合わせると、外来語の氾濫は社会的なコミュニケーションを阻害するのは現実だが、これも外国語を日本に導入する際の一つの段階的現象であろう。
外来語の普及するにつれて、この問題は解決していくだろう。
第2節 外来語と日本語の言語体系
外来語の導入は日本語の言語体系にもたらしている影響は主に以下のことがあげられる。
1、日本語の音節が増加
日本語の音は、「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」「キャ」「キュ」「キョ」「ジャ」「ジュ」「ジョ」などの仮名に対応する音を基本単位とする。
その種類は、現代のいわゆる和語と漢語については、直音、拗音合わせて100、これに撥音、促音、長音が加わる。
外来語の表記は基本的にはこれらの音が用いられているがさらに外国語の原音に応じて、現代の和語や漢語にはない音が外来音として国語の中に取り入れられ、それに当たる特別の仮名表記が工夫されてきた。
たとえば、「フィルム」の「フィ」、「パーティー」の「ティー」、「チェック」の「チェ」のような音節も日本語に入った。
外来語を表記するのに使う音節も103個から136個に増えた。
2、日本語の表現の幅が広がる
外来語を導入する前は、日本語の語彙は主に和語と漢語二つの部分からなっていた。
外来語が導入されたことによって、日本語の単語が豊かになった。
これについて、金田一春彦編『日本語の特質』(日本放送出版協会、1991、p115-116)は次のように述べていた。
日本語の語彙は少ないが、現在の日本語は和語のほかに、中国から入って来た漢
語とか、欧米からきた洋語とでも言うべきものがたくさんあって、それを使ってい
ます。
たとえば、同じ「家」という言葉でも、「家庭」といいますと漢語、「ホーム」
というのは洋語になります。
「知らせ」に対しても「報道」とも「ニュース」とも
言える。
「誂え」と昔は和語で言いましたが、「注文」という漢語があり、さらにこ
の頃は「オーダー」と洋語でも言います。
こういったものを全部日本語と数えます
と、日本語の語彙の数は非常に多いことになります。
また、外来語は日本語にない機能があり、日本語の表現の幅を広げた。
今では、政治、経済、科学技術など各分野においても、数多くの外来語がある。
外来語が分からなければ、新聞を読むのも難しいと言えるだろう。
3、日本語がモダンに感じられる
日本人の心の中には、外来語は欧米文化の一部として、欧米の先進的なものと関係があるという感じがある。
外来語がモダンな言語であるという思いが強い。
外来語は、固有語の和語と漢語と比べると、新鮮感、高級感、しゃれた感じがある。
例えば、「旅館」と言えば、頭の中に浮かぶのは日本風の小さい所で、「ホテル」と言えば、高級で現代雰囲気にあふれる大きな所が頭の中に浮かぶ。
4、社会的コミュニケーションの阻害
近年では、グローバル化の進展に伴い、日本語における外来語の使用が目立って増大しており、一般の人にとって覚えきれないほどに新しい語が次々に出現する。
専門領域で使われていた語がそのまま一般社会に流出する。
白書、広報紙等の公的な文書や多くの人を対象とする新聞・放送などに目新しい外来語が出現するなどのことが問題となっている。
このような問題が存在することは、既存の日本語の機能や美しさが損なわれ、伝統的な日本語のよさが見失われるおそれもあると言える。
社会的なコミュニケーションを阻害し、日本語が有する伝達機能そのものを弱め、日本語の価値を損なう危険性をも有していると言えよう。
5、外来語の表記や語形が定着していない
外来語の表記や語形が定着していない混乱することも指摘されている。
例えば、「コンピュータ」を「コンピューター」と書く、「メイル」を「メール」とも書くといったような混乱している現象がある。
北原保雄氏が『問題な日本語』の中で書いてある。
また、「ジレンマ」「エトランゼ」などは語形にゆれがあるものが多く見られる。
外国語の原形に対する顧慮から語形を正そうとする力が働きやすく、「ジレンマ」に対して「ディレンマ」、「エトランゼ」に対して「エトランジェ」のようなゆれが生じている。
これはある程度で日本語に混乱をもたらした。
日本語を勉強する学習者にとっても困ることになる。
これについて、文科省も努力をしたが、外来語における語形や表記の混乱は今でも現われている。
第3節 今後の日本語への影響の考察
技術の発展が速く、国際化の今日では、日本語の固有語で表すことができない概念は増える一方だ。
このような新しい語を日本語に訳すもっとも効率的で速い方式は外来語である。
今後、外来語はいっそう多くなることは想像に難くない。
では、外来語の増加は今後の日本語にどんな影響をもたらすだろうか。
1、一部の固有語が消える
日本人の間に外来語を新鮮感や、高級感、しゃれた感じのある言葉と思う傾向がある。
したがって、日本の固有語があるにもかかわらず、それとほとんど同じ意味を持つ外来語を使いたがる。
たとえば、「サイン(署名)」「ヒューマニズム(人本主義)」「ライフスタイル(生活方式」「ニーズ(需要)」「アピール(自己宣伝)」「リハーサル(稽古)」「ショック(衝撃)」「ハンガー(洋服かけ)」「ノート(帳面)」「キー(鍵)」「スプーン(さじ)」「ミルク(牛乳)」「ピンク(桃色)」「浴場(バス)」などである。
日本人が外来語を多用することによって、一部の日本語が人々に忘れられて、使用されなくなり、消えてゆくおそれがある。
2、日本語が分からない日本人の増加
外来語の増加は、日本語の表現の幅を広げると言う効果がある反面、単語が増えた分、記憶の負担が大きくなり、日本語を母語として育った人にとっては次々と出現する外来語を覚えられないこともある。
調査によると、スーパーなどで外来語で書いた野菜の名前を見ると、どんな野菜か分からない主婦もいるそうだ。
外来語がよく分からないためだけに、新聞を読むのも難しくなった日本人もたくさんいる。
3、日本語が難しくなる
調査によると、普通の新聞や雑誌を読むには、英語は5000語で、日本語の場合は7000語ぐらい身につけるのが必要だと言う。
外来語が増加するにつれて、日本語の単語数も増えていく。
日本語を勉強する外国人にとっては、こんなに多くの単語を覚えるのが難しい。
これらの問題の対策として、日本国立国語研究所は、2002年に「外来語言い換え提案」を提出した。
必要のない外来語の使用を避けることを呼びかけている。
これから日本は外来語の導入は慎重する見込みだ。
結論:
島国である日本にとっては、外国の文化を吸収することは必要だ。
外来語は日本にとって新しい世界の門を開く鍵である。
外来語導入の歴史から見れば、たくさんの外来語を導入することによって、日本は欧米の先進的な文化や技術を身につけ、日本の近代化を促した。
日本の経済発展にも大きな貢献をなした。
日本語の語彙体系から言うと、外来語の導入は日本語の表現の幅を広げ、日本語にモダンな語感をもたらして、日本語に活力を注いでいた。
一方、近年各分野のおける外来語の過度の使用や外来語の表記や語形の混乱は、社会的な問題になっていて、日本社会や日本語に