日文SAI教程No577文档格式.docx
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画面解像度:
1920*1080
○タブレット
WACOMFAVOET-0405A-U
(絵画領域は名刺2枚分程。
10年ぐらい使ってるかなり古いもの。
芯も代えた事がないです)
1環境設定・ラフ
■作業環境画面
私自身が左利きな為、パネル系は全部左配置。
ナビゲータ、クイックバー、ビュー選択バー、ステータスバー表示
色選びはRGBスライダを使用、スクラッチパッドにたまに色を置く程度でパレットは作ってません。
色はその都度作ったり、スポイトですくったりしてます。
キャンバスはいつも上のように2つビューを開いてます。
(ビュー→新規ビュー)
ビューとは、同じファイルを開いて並べれる機能、描いたものがもう片方のビューにも反映されます。
いわば拡大版ナビゲータ。
自分は左側を拡大画面にしてそちら側をメインに描き込み、右側はバランスを計るため左右反転をさせた全体図を置いてます。
フォトショにも同機能(フォトショはウィンドウから)がありますが、回転、拡大・縮小は選択したビュー単体で出来るものの、左右反転だけは選択したビュー単体で出来ないため(開いた全部のビューが左右反転してしまう)、SAIはその辺が便利でいいですね!
■主に使うブラシ
基本的に筆しか使わないです。
筆の設定は大体いつも上の様な感じでそこまで動かしません。
濃度は60~90、輪郭のぼけ具合設定は右から2番目か3番目のみ使用。
混色は外してます。
筆にはテクスチャ芝というのを入れてます、少しかすれた線(そこまで変わらないですが)にしてSAI独特のツルツル感を緩和させてます。
絵は情報量が多いほど見栄えが良いそうなので(背景が付いてるほうが綺麗だとか細かい装飾が多い服の方が可愛いなど)、そういった点でテクスチャはよく多様しています。
このテクスチャはネット上で配布していたものなので良かったら検索してみて下さい、SAIのWikiで頂きました。
エアブラシは薄くぼかしたい時、くっきり描き過ぎた場所をやわらかくする時に使用します。
■ラフ
サイズ
早速描いていきます。
人物単体の絵の場合は人物のあたりをとりますが、今回は背景付の絵なのでシルエットを決めて配置を考えていきます。
適当に頭に浮かんだシルエットを描きました。
2下書き・下塗り・顔周り
■下書き
下書きです。
先ほどのシルエットからあたりを取り、そこから新規レイヤーを作成し、あたりに沿って下書きを描きます。
シルエットのレイヤーは非表示。
これで線画は終了、清書はしません。
ここから直接塗っていきます。
■下塗り
新規レイヤー作成(乗算)、バケツで画面をメインの色に→各所の色をつける、軽く陰とかも→テクスチャを貼る。
(錆道というテクスチャを使ってます)
■顔周り
次にモチベーションを上げる為、ぬりぬりと顔を整えていきます、顔が先に整ってるとなんだかやる気がわくので。
0→1→2→3→4
1.新規レイヤー作成(ここからは合成モードはずっと通常)、下の色をすくいながら線画を軽く残しつつ黒を薄めるようにして塗る。
意識としては、下から水面の反射が入ってるイメージであごの方から上に向かってだんだん暗くなる感じ。
2.目の中の瞳の輪郭を描き、輪郭線よりやや薄い色で中を塗る。
3.瞳の色と同系色の彩度の高い色でハイライトを入れ、それより小さめの筆の白で中を塗る。
(彩度の高い色が輪郭線になるように)
4.瞳の下の方を薄い水色のエアブラシで明るくします。
頬・鼻にもハイライト。
5.前髪や耳、眉毛などを軽く整えて、瞳の下半分に肌色の一番薄い色をエアブラシで入れてなじませます。
眉毛の眉間のところも肌色でぼかします。
ぼかすと毛の生え際の薄さが表現できます。
この時点で顔をいじるのは終了ですが、中々可愛くならず納得してないので他を進行中にもちょくちょく手直し。
最終的にはこんな顔になりました
瞳の中の色をさらに薄く、白目部分を増やしました。
画面右側奥の目の位置も下げました。
3人物・背景
■人物
服を塗ります。
背景も後から塗るのでこの段階ではしっかり塗りません。
上から順に
襟を塗っていきます。
まず画面右の襟はやや奥にあるイメージなので背景色の緑を赤の上にチョンと置き、この赤と緑の合間の混色部分をスポイトですくい、それを広げていきます。
背景色と混ぜる=彩度が低くなる=色が薄くなる=遠くにあるように見える、といった意味合いでようは空気遠近法に則ってやってます。
反対側の襟は手前側なので彩度を少し上げてライトがあたってる感じにします。
まず明るい色を置いて陰を濃い赤で塗る、明るい部分は馴染ませる様に広めていき、濃い赤のところにはやや紫がかった色(赤より彩度が下がった色)をぼんやりと広げていきます。
赤の淵を残すように紫を塗りますが、くっきり残ってるよりそうでない部分もある方がくっきり分かれている部分がより引き立って綺麗なので少しぼかした部分も付け加えていきます。
彩度について(RGB編)↓
彩度がないというのはモノトーン、色がない白黒のことです。
逆に彩度が高いのは色が強い、カラフルという事です。
明るい(白)場所の例:
ビルの群れなどで遠くにあるビルが薄くみえるのは、後ろに行くにつれ見える色が減ってモノクロに近い色になるからです。
暗い(黒)場所の例:
影が一般的に暗いだけでなく黒くみえるのは光が遮られて彩度が低くなっている為。
つまり逆を言えば近くにあるものをほど彩度が高い、光が当たっているところほど彩度が高いということですね。
またメインの色と反対色をおくと色が映えます。
(”緑”の森に”赤”の服)
赤い襟の陰が紫なのは、赤+青だからです。
ちなみに明暗とは単に明るさです。
RGBでいうなら値が255になるほど明るく、0になるほど暗いという事。
例えば夕方の色は彩度がなんとなく高いように感じますが、昼間は光が当たっているのに彩度が高いようには見えません。
なぜなら日中の方が明暗が明るい(白に近い)からコントラスト(色と色の差)が弱いのです。
以上の事は私なりの考えなのであくまで参考程度にとめて置いて下さい。
説明するときりがないので、かいつまんだ形になりますがこの辺で本編に戻ります。
ブラウスもスカートも同様に大雑把に塗っていきます。
こんな感じになりました。
基本的に陰の濃い中にそれより彩度のないやや薄い色を置くことがほとんどです。
光(明/彩度のあるオレンジっぽい赤)と陰(暗/彩度の低い赤紫)の当たっている境部分のラインは一番彩度が高く暗いので、輪郭線として濃い色(暗/彩度が高い黒に近い赤)を残して塗りましょう。
■背景
新規レイヤーを作成して背景を着色していきます。
背景を大雑把に塗ったら今度は筆のブラシを通常の円形から、平筆に変えて木目を出すように塗っていきます。
通常の円形に戻して、整えていきます。
横棒を細かく縦に並べると木っぽい感じになります。
枝部分は上に遠退いてるイメージなので上に行くにつれ、彩度低めの青を。
芝生は筆のブラシ濃度を高めにして、画材効果:
水彩境界(幅3・強さ70%位)で描きました。
青緑過ぎてつまらない色の画面になってしまったので奥の色を暖色にして明るくしてみました。
人物も同様に色を乗せて赤くしてみました。
(新規レイヤー作成薄い赤でスクリーン錆同のテクスチャをレイヤーに入れ、エアブラシでほわっと塗ってます)
■水面
水面を塗っていきます。
服などと同様にスポイトで色をすくって広げたり整えたりしながら、女の子の立っている部分に波紋があってそこからが輪が広がってる事を意識して、陰とハイライトをつけていきます。
女の子や木の根っこ、草などの写りこみはその物体よりコントラストをを上げた色で描くと水っぽくなります。
◎水に浸ってる物体付近を暗め(影が落ちてるイメージ)
◎肌等の映り込みは水上の色からスポイトで取りその色をやや彩度高め(水面の反射光をイメージ)
◎水面と浸っている物との境に白に近い色で輪郭線を描く。
この三点を踏まると結構それっぽくなります。
色を置いたらそれを馴染ませるように周辺の色との混色部分をすくってぼかしていきます。
ブラシ:
筆のサイズ太め、濃度濃いめで塗る→段々サイズを細くしたり濃度を下げて塗っていく
■服
新規レイヤー作成、スポイトで色をすくいながら服を整えていきます。
寂しいスカートなので新規レイヤーを作成し、柄をつけていきます。
ボーダーを皺にそって引いて、それを中心軸にして◆を描きました。
描き終わったらエアブラシに変えて、暗い赤をスポイトでスカートからすくい、でうっすら中を塗ります。
(輪郭をのこすように)
柄を描いたレイヤーを乗算・不透明度60%・用紙質感(テクスチャ:
チェック強さ100%)にしました。
同時に、1枚前のレイヤーに中のフリル部分を描き込みました。
■髪の毛
髪の毛を整えていきます、塗り方は今までと同様スポイトで取ったり微調整して色を作って塗っていきます。
レイヤーは服を整えたレイヤーと同じレイヤーです。
筆の設定は↑、ぼけ具合は柔らかめにします。
細めのサイズにして毛の流れにそって、塗るというより描く感じ。
下側に陰をつける、光が当たってるほうを意識してハイライト。
遠近感・空気感(人物と背景が浮かないよう)を出すため、画面から見て遠くにあるであろう部分と毛の量が少なそうな毛先部分は背景色と色を混ぜます。
(前髪は肌色と、後ろ髪は緑色と)
混ぜるときは、エアブラシに変えて大きめのサイズで軽く背景色を塗る、それを筆で整える…といった感じ。
エアブラシでうっすらぼかしたままにするとボケボケしすぎるので、筆で一度整えると背景と混ざり過ぎず、丁度良く人物が映えるようになります。
リボンも整え、襟にフリルをつけました。
4④背景・仕上げ
新規レイヤー作成、背景の幹や芝生をさらに細かく描き込んでいきます。
細い筆でブラシ濃度を濃いめにカキカキ。
次に新規レイヤーを作成して、葉っぱを描き込んでいきます。
ここからは鉛筆を使います。
設定は↑参照。
鉛筆にすると先の方がキュッとしまった線になるので太めのブラシを使ってちょこんと描いたとき、↑のように葉っぱのような形になります。
これを大量に打ち込むように描き込めばあっという間に葉っぱの群れの出来上がり。
これはSAIならではですね!
レイヤー設定は水彩境界を使います、先ほど芝生を描いたときと同じ設定にしました。
水彩境界を使うと自動的に輪郭ができるのでメリハリがつきやすいです。
■背景仕上げ・色調整
ここまで出来た状態が左側。
ここに木の質感を出すため、新規レイヤーでテクスチャを貼ったオーバーレイを乗せてレイヤー不透明度を30%くらいにします。
新規レイヤーに蝶・木の幹付近に葉っぱ・つた・後ろに花を描きました。
■手前部分
新規レイヤーに手前の部分を描き込んでいきます、筆にしたり細かい葉は鉛筆で先ほどの木の葉っぱと同様に描き込んでいきます。
映り込み
いままでのレイヤーを一度全部統合→下半身をコピー→統合前に戻る→貼り付け→上下反転→レイヤー濃度を好みに合わせて薄め、貼り付けた輪郭部分をまわりに合わせて馴染ませるように塗ります。
新規レイヤー作成、葉っぱが黄緑色すぎたので青い色塗って、合成モード:
明暗(不透明度27%)で色合いを調整。
これで塗り作業終了。
■全体の色を調整・完成
さらに新規レイヤー作成、↑のように色を置きこれをオーバーレイ不透明度19%、テクスチャ(錆道・強さ48)にする。
気になるところをちょこちょこ修正し終わったら、これで完成です。
ここまでお疲れ様でした!
絵を描く上で気を付けてる事は、描きたい所はもったいぶらないでちょっとでもいいから先に描いてその絵に対して描く意欲を沸かせるという事!
細かくて面倒な部分もしっかり描けばらしく見えるんだからちゃんと描き込む事!
です。
後者は疎かになりがちですが…。
説明ベタでわかりづらい点もあったかと思いますが、なんとなくこんな描き方もあるんだなと思って頂ければ幸いです。
作業時間:
5日間(1日あたり5~9時間程)
最後まで長々とお付き合い下さり有難う御座いました!