201语能力测试N1真题Word文档格式.docx

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201语能力测试N1真题Word文档格式.docx

11.弊社の採用試験では、筆記試験よりも面接に( )を置いています。

1.ウエイト2.トップ3.パワー4.メイン

12.当選した林氏は取材に対して、今回の選挙は終盤まで( )を許さない厳しい戦いだったと語った。

∙1.予期2.見通し3.見込み4.予断

13.田中さんはいつも手際よく( )仕事を進めている。

1.めきめきと2.さらさらと3.てきぱきと4.すくすくと

問題3    の言葉に意味が最も近いものを1.2.3.4から一つ選びなさい。

14.ユーザー登録済みのお客様は、このサービスが無償で受けられます。

∙1.ただで2.優先的に3.いつでも4予約しなくても

15.最近、山本さんは新しい仕事に打ち込んでいるらしい。

1.興味を持ってい2しつこく誘われている3.時間をとられている4熱心に取り組んでいる

16.できればもう少しストレートに言ってほしかったです。

1. 

冷静に2 

率直に3真剣に4慎重に

17.駅前に巨大スーパーができたらお手上げだ。

1大歓迎だ2どうしようもない3ぜひ働きたい4驚きだ

18.この一年で収益は格段に増えている。

1着実に2わずかに3 

大幅に4 

ゆるやかに

19.操作方法はいたって簡単でした。

1わりに2 

意外に3非常に4 

たしかに

問題4次の言葉の使い方として最もよいものを1.2.3.4から一つ選びなさい

20.一律

1.山下さんは、会うと一律に赤い帽子をかぶっている。

2. 

休みの日に出かけようとすると、一律に雨が降る。

3.うちの会社の社員は、経歴はさまざまだが、一律に留学経験者だ。

4.すべての経費を一律に削減するのではなく、無駄なものから減らせばよい。

21.はがす

1.木村さんはノートに地図を書くと、そのページをはがして私にくれた。

ジャムを作るとき、りんごは皮をはがして、小さく切ってください。

∙3.友人へのプレゼントにするので、値段のシールをはがしておいた。

∙4. 

目が疲れるので、家に帰るとすぐコンタクトレンズをはがす。

22.心構え

∙1.金銭トラブルに遭わないようにするには、日ごろの心構えが大切だ。

∙2. 

上司から海外赴任を打診されたが、なかなか心構えが決まらない。

∙3.今年中に家を買って引っ越す心構えだったのに、まだいい物件が見つからない。

石川さんがこんなに親切にしてくれるのは、何か心構えがあるんじゃないだろうか。

23.損なう

増税によって景気が損なわれることを心配する人が多い。

∙2.度重なる発送ミスなどがもとで、顧客との信頼関係を損なってしまった。

∙3. 

仕事に失敗して自信を損なっていたとき、この本を読んだら元気が出ました。

天気予報によると、今週末は天候が損なわれるそうだ。

24.しがみつく

1.子どもは泣きながら母親の足にしがみついて離れようとしなかった。

∙2.汗のせいで、シャツが肌にしがみついて気持ち悪い。

∙3.ふたが瓶にしがみついていて、いくら力を入れても開かない。

∙4.今日の電車は、隣の人に体がしがみつくほど込んでいた。

25.工面

∙1.制度の改正を求めて、街頭で署名を工面する活動を続けた。

∙2.サービス向上のために、利用者からアイディアを工面した。

∙3.選挙が近くなり、各政党は候補者を工面するのに必死だ。

∙4.なんとか資金を工面して、ついに自分の店を持つことができた。

∙問題5次の文の( )に入れるのは最もよいものを1.2.3.4から一つえらびなさい26.父は仕事が生きがいで、定年後も( )かぎりは働きたいと言っている。

∙1.働けず   2. 

働いた    3. 

働こう      4.働ける

27.周囲からどのような批判を( )、自らの考えを最後まで貫くべきだ。

∙1.浴びたといえば        2.浴びたにもかかわらず

∙3.浴びようとも         4.浴びようにも

28.テニスの木村健一選手は、おととしの全日本大会優勝( )、競技から離れていたが、昨日、正式に引退を表明した。

∙1.を最後に  2.を皮切りに  3.にあたって     4.に沿って

29.部下「課長、W社から納期を一週間早めてほしいという連絡があったんですが。

課長「え、納期の日程を設定したのはあっちだろう。

( )、納期まで2週間の今になって、早めろと言うなんて勝手過ぎる。

どういうことなんだ。

∙1.実は    2. 

というのは  3.ただし       4. 

それを

30.母 「たかし、宿題は終わったの?

たかし「まだ終わってない。

今日の宿題、難しくて、全然( )。

∙1.わかんないんだもん       2.わかんないもんか

∙3.わかんないんだっけ       4.わかんないからって

31.新市長に当選した上田氏は「選挙中に掲げた政策を、市長として私自らが先頭に立って実行して( )。

」と決意を述べた。

∙1.まいります  2.願います    3.いたします   4. 

頂戴します

32.最先端の実験設備を持ったABC研究所の研究施設は、日本一( )だろう。

∙1.の疑いがある2.を余儀なくさせる3.よりほかはない4.といっても過言ではない

33.課題の締め切り前になると、もっと時間があればと思うが、( )、きっと遊んでしまうのだろうとも思う。

∙1.あるにはあるが2.あったらあったで3.あるとないとでは4あったりなかったりで

34.子供サッカー教室に、プロサッカー選手の上田幸太が参加した。

上田選手が来ることは参加者には( )、突然の登場にみんな驚いていた。

∙1.知られつつも 2.知らされておらず3.知らされていないと4.知られたためか

35.今回の最優秀作品に対して、審査員たちは、「こんな瞬間を写真に収めることができたなんて、まさに奇跡( )」と絶賛している。

∙1.とでも言えばいい         2.とすら言おうとしない

∙3.としか言いようがない       4.と言ってもしかたがない

問題6次の文の_★_に入れるのは最もよいものを1.2.3.4から一つえらびなさい

36.A「おとといは大雨、昨日は車のパンク。

旅行に来てからトラブル続きで嫌になるよね。

B「本当だよ。

最終日の__ __ _★_ __。

∙1.何も     2.今日こそ    3.ように    4. 

起きません

37.うちの娘は、なぜあんなに買い物に時間がかかるのか。

ブラウス__ __ _★_ __、全くあきれてしまった。

∙1.4時間もかかる 2.だけのことなのに  3.1枚選ぶ  4.とは

38.この仕事をすべて__ __ _★_ __無理だ。

∙1.一人でやる  2.新入社員の田中さん  3.には   4.のは

39.最近、運動不足だ。

何しろ外出__ __ _★_ __、あとは朝から晩まで家にいるという生活なのだ。

∙1.もので    2. 

近所のスーパーに行く 3.程度の  4.といったら

40.X交通のバス路線が一部廃止される問題で、会社側から地域住民に対し、路線を廃止する__ __ _★_ __について、説明がなされた。

∙1.及び     2.に至った     3.経緯     4.今後の対応

問題7次の文章を読んで、文章全体の趣旨を踏まえて、41から45の中に入る最もよいものを1.2.3.4から一つ選びなさい。

         これがおもしろいんだ!

毎年夏になると自宅の書斎で、自分が作ったものがたりを語る会をしている。

自宅のある山梨県の小淵沢は高原で涼しいし、参加自由だし、というわけで大勢の大人や子どもが連日来てくれる。

去年の夏のこと。

近くの別荘からおばあさんといっしょにしょっちゅう通ってくる小二(注1)の男の子がいた。

とてもお話好きらしい。

だから、その子が来ると、ぼくも考えて、初めての話をするようにしていた。

ところが、それが重なるとだんだんこちらも手持ちの話がなくなってくる。

ないわけではないけれど、今年の新作は限られているし、他の人にも新作を聞いてもらいたい。

 41、来てくれた人を見渡して、その男の子にだけもう一度同じ話を聞くことを我慢してもらえば、他の人におもしろい話ができることに気がついた。

そこで、彼には悪いなあと思いつつ、「八ヶ岳の霧という話をします」ときりだした。

すると、男の子は顔面をくしゃくしゃにして、42。

「これがおもしろいんだ!

そのとたんにぼくは悟った。

ぼくは彼を見くびって(注2)いた。

同じ話をして、43。

お話を聞き慣れていない子は知っている話にぶつかったとき、「あ、それ、知ってる!

」という言い方で終わりにする。

あらすじを知ることがお話を知ることだと思い、すべてを消費していくだけなのだ。

でも、44は違った。

お話で大切なのはあらすじではない。

あのいいまわし、あの呼吸、あのどきどき感、あのばかばかしさ。

それを何度でも味わうことなのだ。

だから落語好きは知っている話を聞くために何度でも寄席(注3)に通う。

あとから同じ道を歩いてくる、いい仲間に45。

(杉山亮『母の友』2008年2月号による)

(注1)小二:

小学校の2年生のこと。

年齢は7、8歳

(注2)見くびる:

ここでは、相手を実際よりも低く評価すること

(注3)寄席:

落語を観客に聞かせるための場所

∙41.1.その前に 2. 

そんな日には  3. 

あのあと   4.あるとき

42.1.嬉しくなった        2.嬉しそうにこういった

3.嬉しくなるものだ      4.嬉しそうにこういうものだ

∙43.1.決して悪くなかったためだ    2.果たしてよかったのだろうか 

∙  3.全然悪くなかったのだ      4.まだよかったのではないか

∙44.1.彼     2.子ども   3.大人       4.自分

∙45.1.出会いたくてたまらなかった   2.出会えたと思った

∙  3.出会ってもよかった       出会えたおかげかもしれなかった

問題8次の

(1)から(4)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

1.以下は、ある法律相談会に申し込んだ人に送られてきたメールである。

北原健二様

RST法律事務所の田中良平と申します。

昨日、当事務所の「無料法律相談会」にメールにてお申し込みいただきましたが、ご予約は電話のみとさせていただいております。

お手数をおかけいたしますが、再度お電話にてお申し込みくださいますようお願いいたします。

その際、ご相談内容についての簡単な質問をさせていただきますのでご了承ください。

なお、平日夜の時間帯は大変込み合いますので、お早めにお申し込みくださいますようお願いいたします。

RST法律事務所 田中良平

電話:

031-234-5544(平日10~17時)

メールアドレス:

rtanaka@rst-houritsu.co.jp

ホームページ:

http:

//www.rst-

46.このメールで最も伝えたいことは何か。

∙1.申し込みに必要な情報が不足しているので、電話で知らせてほしい。

∙2.申し込み方法が間違っているので、改めて申し込みをしてほしい。

∙3.電話での申し込み時に相談内容を聞くので、準備しておいてほしい。

∙4.平日夜の時間帯は特に込み合うので、早めに予約してほしい。

2.

井上ひさし(注1)さんが、

「エッセイとはすなわち、自慢話である」といったことを書いていらしたのを、以前読んだことがありますが、私はその文を一読した瞬間、「ああっ!

」 と叫んで赤面(注2)したのでした。

エッセイ=自慢、とはまさにその通り。

エッセイを書く仕事をしている私は、心のどこかでそのことを感じつつ、気付かない努力をしていた気がする。

しかしそのようにズバリ言われると、「私は今まで、自慢話によって、口を糊して(注3)きたのだなぁ」ということが、明確に理解できるのです。

(酒井順子『黒いマナー』による)

(注1)井上ひさし:

日本の小説家

(注2)赤面する:

顔が赤くなる

(注3)口を糊する:

ここでは、生計を立てる

47.筆者が「ああっ!

」と叫んだのはなぜか。

∙1.前々から抱いていた自身の思いを先に言われたから

∙2.だれかに言いたかった自身の気持ちを見抜かれたから

∙3.意識しないようにしていた自身の思いを指摘されたから

∙4.言葉にできないでいた自身の気持ちをズバリ言われたから

3.

人間の社会的な日常生活は、無数の暗黙の約束を相互に共有することで成り立っています。

暗黙というのは、そうした約束が明瞭に意識されたり、どこかにはっきり書かれているわけではないということです。

習慣化し、なかば無意識的に守られている社会的な約束事の海に、共に浸かっているから、われわれはこの世界の中に安心して毎日生きていられるのであり、これから何が起きるのか、自分はどう行動したらよいのか、一々思い悩まずにいられるわけです。

(著者代表森亘『異文化への理解』による)

48.思い悩まずにいられるとあるが、なぜか。

∙1.習慣化された社会共通の約束事があるから

∙2.社会的な約束事は日常生活で教えられるから

∙3.社会でお互いの約束事が意識的に守られているから

∙4.習慣や行動に関する約束事を共有する場が持てるから

4.

白色度というのは物理的な指標であって感受性の指標ではない。

したがって白色度が高いというだけでは白は印象づけられないのである。

咲き乱れる花々の印象は真っ白でも、その背後にコピー用紙程度の紙を置いてみると、花そのものの白さは紙の白さほどではないことに気が付く。

花弁(注1)は淡い色を含み水分をたたえた(注2)重たい白である。

しかし咲き誇る花々が僕らの心に届けてくる白は鮮烈に白い。

(原研哉『白(しろ)』による)

(注1)花弁:

花びら

(注2)たたえる:

ここでは、含む

49.筆者の考えを表しているのはどれか。

∙1.花そのものの白さは物理的な指標で示せない。

∙2.花そのものの白さは他の物との比較によって決まる。

∙3.花の白さの印象は白色度では説明できない。

∙4.花びらより咲き誇る花々のほうが白色度が高い。

5.

市場の製品のほとんどに何らかのマークが付いています。

それに気づく人は少数であり、その意味を知ろうとする人は更に少数でしょう。

見方によればこれは①市場の健全さの表れです。

製品が満足なもので取引がスムーズなら問題は起こらないでしょう。

しかし、中には使用者に損害を与えたり危険にさらしたりする製品もあるのが現実です。

成熟した社会では、公共の利益に反する製品を市場から排除するために様々な仕組みと手段が使われていますが、製品に付けられている「適合マーク」もその一つです。

これは製品が何らかの基準に適合していることの証明であり、製品の供給者から購入者及び使用者に情報を伝える手段です。

適合マークは、業者間の取引における要件として、また、消費者の購入判断を助ける手段として古くから使われてきましたが、それらは主に地域社会のツールであり、意味や使い方は地域社会のルールでした。

この事情は1980年代に一変します。

市場のグローバル化により、見知らぬマークを付けた外国製品が各国の市場に溢れたからです。

(中略)

適合マークが②本来の機能を果たすには、そのマークが多数の人々に認知され、意味が正しく理解されていることが必要です。

また、マークが伝える情報の信頼性を支える適合性評価が適切に行われたことの証拠が必要です。

そこで、ISO(国際標準化機構)は1996年に適合マークに関する検討グループを設置し、問題の分析と解決策の検討を開始しました。

(田中正躬監修・編著『氾濫するマーク—多様化する認証』による)

50.①市場の健全さの表れとあるが、何が健全さの表れか。

1.製品のマークに無関心な人が多いこと

∙2.製品のマークの意味を知らない人がいないこと

∙3.製品のほとんどにマークが付いていること

∙4.製品の質がマークによって保証されていること

51.②本来の機能とあるが、どのような機能か。

∙1.製品の不具合や問題点が解決されていることを証明する。

∙2.外国製品と自国の製品とを区別するための情報を与える。

∙3.消費者の購入意欲を高めるとともに、地域社会の経済を支える。

∙4.消費者に安心できる製品であることを伝え、公共の利益を守る。

52.適合テーマについて、検討が必要になったきっかけは何だと筆者は述べているか。

∙1.外国製品に対する消費者の関心が高まったこと

∙2.各国の適合性評価への信頼性が失われていったこと

∙3.各国の適合テーマが混在して理解しにくくなったこと

∙4.適合テーマが付いていない外国製品が流通し始めたこと

6.

以下は、ある日本企業の経営者が書いた文章である。

現状維持でいい。

そう思った途端、進歩は止まる。

外の世界では、絶え間ない進化と発展が続いている。

何もせずに同じところにとどまっているのは、じつは最大のリスクなのである。

この国にもう、安全、安心、安定はない。

自分は人生をどうしたいのか、会社をどう変えたいのか、この国をどうすべきか……一人ひとりが日本の置かれた現実を直視しながら、志高く毎日を真剣に生きないかぎり、未来も変わらない。

そう言うと多くの日本人は反射的に、次のように思うかもしれない。

「どうすればいいか、もっと具体的に教えてほしい」

とりあえず「見本」のようなものがないと、何をやったらよいのか、見当がつかないのだろう。

しかし、それぞれが置かれた状況によって、すべきことが異なるのは当然。

ある人にとってはプラスのことが、別の人にとってはマイナスにつながることもあるかもしれない。

そもそも私は、ノウハウ本なるものをまったく信用していない。

そこに書いてあるのは、過去の成功法則でしかない。

それをもとに時代に合致した新しい法則を考えるというのであればまだよいが、過去の成功例をそっくり踏襲して、うまくいくはずがない。

いずれにせよ、情報が瞬時に世界を駆け巡るグローバル時代では、そうした成功法則は、あっという間に陳腐化(注1)してしまう。

ただし、時代が変化しても普通的に通用する「考え方」というものなら、あるかもしれない。

もちろんそれにしても、世の趨勢(注2)に影響されないことはない。

しかし自らの視点があるかないかで、目の前の風景はまったく変わってくる。

               (柳井正『現実を視よ』による)

(注1)陳腐化する:

ここでは、古くなる

(注2)趨勢:

動向

53.何もせずに同じところにとどまっているのがリスクなのは、なぜか。

∙1.安定や安心を失うから

∙2.未来を考えられなくなるから

∙3.社会の進歩を止めてしまうから

∙4.周囲の進歩から取り残されるから

54.ノウハウ本あるものをまったく信用していないとあるが、なぜか。

∙1.過去の成功例から、新しい法則は導き出せないから

∙2.過去の成功例から、成功した本人にしか再現できないから

∙3.変化の速い現代においては、過去の成功例は役に立たないから

∙4.グローバル時代においては、個人の成功例はささいなものだから

55.筆者によると、変化する時代を生きていくうえで必要なことは何か。

∙1.社会の動きを敏感に察知できること

∙2.自身で主体的に世の中をとらえること

∙3.世の中の変化を広い視野でとらえること

∙4.他者と自身の視点の違いを見つけること

7.ぼくらは、自由という言葉にある重さを感じる。

自由と勝手とは似て非なるもので、自由を与えられると、その尊さ故にどう扱っていいかと緊張するのである。

そのように教えられたわけではないのだが、その解釈する感性が少なくとも備わっていたということだろう。

日常の仕事のことでもいい、ちょっと思い返すと、①それが実感できる。

②自由におやり下さいと言われると、無邪気に、あるいは無責任に、これは楽だと思えるだろうか。

自由におやり下さいの自由は、あなたの思うままお好きな世界を構築して結構ですという、全幅(注1)の信頼や神の如き好意ではないのである。

もっとつき放している。

お手並(注2)拝見という底意地の悪さもある。

だから、言われた側の本心としては、自由にやらせていただけるのですかと、感動のリアクション(注3)を示しながら、実は大して期待していないな、要するにあてにされていないなと思ったりするのである。

それもこれも、自由という言葉の持つ重さと、それを使いこなす困難さを知っているからである。

だから、ぼくらは若い時、自由に書いて下さい、自由に解釈して下さい、自由に生きて下さいと言われると、捨てられたような戦慄を覚えた(注4)ものである。

自由に善玉、制約は悪玉だと伝えられているが、制約を示された方が人は安心して生きられるところもあるのである。

ぼくは、自由を理解し、自由を享受し、自由を主張するためには、無免許であってはならないと思っている。

少なくとも許されることと、許されざることの判別が可能な人だけに交付されるべきなのである。

            (阿久悠『清らかな厭世—言葉を失くした日本人へ』による)

(注1)全幅:

最大限

(注2)手並:

技量

(注3)リアクション:

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