drama小野大辅X神谷浩史言ノ叶ノ花日文台词.docx
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drama小野大辅X神谷浩史言ノ叶ノ花日文台词
言ノ葉ノ花
cast:
余村和明:
神谷浩史
长谷部修一:
小野大辅
增冈:
塾一久
长谷部果奈:
武田华
dick01
TRACK01
余村:
「はじまりは三年前のクリスマスだった。
三つ年下の恋人にプロポーズをし、okの返事をもらうイブの夜、幸せの夜を、一月前に予約していた眺めのいいホテルの一室で過ごし、あさ、目が覚めると、腕に抱いているはずの彼女の姿がなかった。
」
余村:
雪?
ホワイトクリスマスか。
余村:
「彼女は窓辺のいすに腰をかけて、外の景色を眺めていた。
焦がれで可愛らしい顔をした、どちらかといえば、控え目で優しい女性。
エンゲージリングはきっちり給料三ヶ月分のダイヤのリング。
大手ソフト会社のエンジニアとして働く僕の人生は、まさに順風満帆だった。
その時までは、ゆい..」
唯子:
(こんなものよね。
やだやだ、主婦なんて死ぬほど退屈に決まってる。
でも、働くより楽よね。
返事早まったかな。
まあ、いいか、彼ならいい生活させてくれそうだもね。
もうちょっとぐらい自由でいったかたんだけど、もっといい人だって出会いかもしれないさ。
)
余村:
唯子。
。
。
唯子:
起きたの。
おはよう、和明。
ねえ、見て見て、和明が寝ている間にホワイクリスマスになったわよ。
ほら、きれいでしょう。
余村:
あ・・・
唯子:
(まあ、見てる分に悪くないだけど、どうするんなよこんなに降っちゃて、あ~、ブーツが濡れちゃう。
下したってなのにさ。
)
余村:
唯子、お前、先から何言ってるんだ。
唯子:
えぇ・・?
何って。
「雪が降って、きれいね」と話をしているの。
和明、ほんとうロマンがないんだから。
(人の話聞いてないの。
君が気にいると思って喜んでるふりしてあげてるのに、いい年した女が雪ぐらいで燥ぐわけないでしょう。
)
余村:
啊呃——[奔走]
唯子:
和明?
どこ行くの、ねえ。
余村:
「暖かい部屋、冷たい外の景色、唯子のくったくもない笑顔、ひやりと胸を指す言葉、支離滅裂だった。
目の前で微笑む恋人の顔が人形になり変わったように見えた。
確かに唯子の声ははっきり聞き取れるのに、冷たい言葉ははきつける時、その唇は息を潜めるように動いていなっか。
」
余村:
[撞到人]
服务员:
お客様、大丈夫ですか。
お怪我はありませんか。
(ふざけんな、どこ見て走てんな。
おい、客だからって謝らないつもりじゃないだろうな。
ほら、謝れよ)
余村:
「動かない唇、彼女だけじゃない。
喋っていない言葉が聞こえる。
人の心の声が聞こえてくる。
こんな悪夢からすぐにでも逃げ出したかった。
けれど、夢の出口はどこにもなかった。
」
TRACK02
余村:
店長、お疲れ様です。
店長:
冷えるな、今夜は、雪になるんじゃねーのか。
おもってもチラシ配りを手伝ってくれ。
やっぱ学生バイトじゃ、頼りないわ。
余村:
分かりました。
行ってきます。
余村:
「家電量販店のパソコン販売員としてた働き始めた半年、バイトとそう変わらない契約社員としては、29歳の僕は、いささか年を食っている。
」
余村:
クリスマスイブか。
嫌だな。
【街上的宣传声】(はい、いらしゃいませ。
見てて下さい、クリスマスセール中です。
)
余村:
はい、これ...追加の散らしだよ。
僕も配るから、一緒に頑張ろう。
バイト員:
ええ。
。
もうすぐ閉店じゃないですか。
余村:
今日受け取って、明日来るかもしれないだろう。
バイト員:
分かりました。
配ります。
(このくそおやじ、もうチラリ何かどうか捨てちゃうかな。
)
余村:
「学生ばいとでも即行で首が飛びそうな言い草なんだが、心のなかで何を言おうが自由だ。
三年前のあの朝から、僕の耳にはずっと響続いている。
聞こえるはずもない、人の心の声が。
。
」
余村:
よろしくお願いします。
クリスマスセール中です。
どうぞ、店内にもご覧下さい。
余村:
「心の声が聞こえるようになって、一月後には辞めた。
どの医療機関でもはなくら否定され、藁にもつがるおもいでも向かった怪しげの診療所ではかみさまの力だと言い出され、胡散臭さに足が遠退いた。
人に会うのは辛くて引きこもり、彼女とも別れた。
真実を知ってまで結婚するほど、僕は出来た人間じゃなかったし、人の心など知って楽しいものじゃない。
心は決して美しいばかりではなくむしろ汚い部分のほうが多い。
悪意はまるで羽虫のように声となって群がり続けた。
僕は人と避け、そして、二年半が過ぎ、このままではいけないと自分に嫌気が刺して、この仕事についた。
」
余村:
[发呆]
長谷部:
危ない。
余村:
あぁ。
。
。
。
いたた。
。
。
君、大丈夫かい。
ぼーとしてすまない。
長谷部:
(余村さん)
余村:
あ・・・(思わず返事しそうになった。
でも男の唇は一文字に引き結ばれるまま動いていない。
長谷部:
大丈夫です。
なんともありません。
(痛い、足、ずきずきする。
)
余村:
なんとも泣くんじゃないかな。
立てるかい。
ほら、掴まて。
長谷部:
余村さん。
。
。
余村さんの手だ。
余村さんの声だ。
余村さん、余村さん、余村さん。
。
。
余村:
あ。
。
あの、君。
。
。
長谷部:
(あ。
。
手、早く放さなきゃ、変に思われる。
どうしよ、でも、放したくない、余村の手、好きな人の手だ。
)
長谷部:
「好きな人の手だ。
」
余村:
「翌日、店長から持ちかけられたのは、これまでにも何度か言われたことである社員登用のことだった。
人の心が分かるのだから、客の希望も予算も丸分かり、アプローチの良さは、そのまま売上につながっている。
」
余村:
すみません、ありがたいお話ですが、まだ自信がありませんので。
店長:
条件は悪くないと思うだがな。
(まったく、29歳でふり行った気取りはないだろう。
これだから、最近の奴だな。
)
余村:
(ふっと気が緩めば、店長の本音が聞こえてくる。
今はここの声を塞ぐ術を覚えた。
普通の会話に意識を強く集中させていたり、自分の心の声に耳を傾けていれば、遮ることができる。
)
店長:
まあ、その気が無いなら、しょうがないな。
気が変わったら、行ってくれ。
余村:
(けれど、ちょっと気持ちが乱れればこうだ。
)あの、生活家電コーナに若い人一人いますよね、背の高い、長谷部さんという。
。
。
店長:
長谷部?
余村:
彼も社員ですか。
店長:
あ。
。
社員だよ。
真面目なんだが、どうも口どうもったいない奴だな。
余村:
「長谷部修一、それが昨日の奇妙な男の名だった。
それとなく、他の従業員に聞いてみたところ、まじめで取っ付きにくい、無愛想気が稀な男だと、みんな言う。
「好きな人の手だ。
」その瞬間わかってしまった、“好き”、それがどういう種類のものなかも、男なのに、ろくに口も聞いたこともないのに。
あの男は自分にそういう意味で興味があるらしい。
世の中にそういう性癖の人間がいるのは知っていたが、まさか自分が関わってくるなんて想像もしなかった。
」
長谷部:
お疲れ様です。
余村:
お疲れ様です。
【余村泡茶】
余村:
はい、どうぞ、お茶を飲むでしょう。
長谷部:
あ。
。
すみません、ありがとうございます。
余村:
(むすりとした低い声、やっぱりきのうの出来事は勘違いだったんじゃないだろうか。
)
長谷部:
(嬉しい。
余村さんがお茶を入れてくれた。
)
余村:
(勘違いではないらしい。
)長谷部くんだよね。
昨日ありがとう。
その助けてくれて。
足、大丈夫?
長谷部:
平気です。
どうして足、秘めたの分かったんですか。
余村さんって、なんか察しがいいですね。
前も薬、わざわざくれたでしょう。
余村:
薬?
長谷部:
俺が頭痛で辛かったとき。
薬を買ってきてくれたことはあったじゃないか。
余村:
(忘れてた。
そういえばそんなことがあった。
確かに来店してまもない頃、苦しむ心の声に気づいて、半ば強引に薬を渡した。
でもまさかあれだけのことで惚れられてしまったのか。
)
長谷部:
俺、そんなにいろいろ顔に出てますか。
余村:
いや、その、僕は昔から病人に気付くのは得意なんだ。
母が看護婦だからかな。
長谷部:
そうだったですか。
余村:
「仏頂面の癖して素直だ。
お茶一杯で喜ぶなんて、プラトニックな感情なのかもしれない。
」
長谷部:
あ。
。
しまった。
(せっかく余村さんが入れてくれたお茶なのに。
)
余村:
もういっぱい、入れようか?
長谷部:
はい、ありがとうございます。
余村:
「なるべく関わらないほうがいい。
そう思いながらも、嬉しそうな声を聞いてしまうと、悪い気がしなかった。
」
余村:
「それから数日後、僕と長谷部は話をするようになってきた。
変に気を持たせまいと思う一方で、彼と話すことにここじゅうさを感じていた。
」仕事熱心だね、もっと早いうちに食事を取ればいい。
せっかく手作り弁当なのに、味が変わるだろう。
長谷部:
それもそうですね。
余村:
長谷部くん、ええと、話案文で聞き流してくれていいよ。
僕は、ほら、弁当を作ってくれる人もいないだから。
うらやましいんだな、きっと。
長谷部:
羨ましいんですか。
今度、妹に余村さんの分も作ってもらいましょうか。
余村:
ええ?
だからまに受けなくてもいいんだって。
長谷部:
(余村さんの笑った顔、いい。
)
余村:
(まいったと思う。
でも不快じゃなかった。
長谷部の気持ちを知っていて、後ろめたいけど、生真面目な男との他愛ない会話に心が和んだ。
)
TRACK03
余村:
だめだ、しばらく休んでから帰ろう、正月の売出で変な風邪気、もらったかな。
長谷部:
余村さん、やっぱりまだ残ってたんですか。
どうしたんですか、みんなはもうほとんど帰りましたよ。
具合でも悪いんですか。
余村:
ちょっと気分が悪くて、君は、どうして。
長谷部:
すみません。
タイムカードを勝手に見たんです。
それで、余村さんの姿ないのに。
まだおされていないから、おかしいなと思って。
この数日、変な咳してたし。
余村:
(心配して探しに来てくれたのか。
)
長谷部:
立てますか。
そろそろ店長たちも帰るみたいなんで、出ないとまずいです。
余村:
あ。
。
あ。
。
(あれ、目が。
。
回る。
。
)
長谷部:
余村さん。
。
。
長谷部:
遅いな、受付してからずいぶん経つのに。
全く診察に呼ばれる気配がありませんね。
俺、行ってきましょうか。
余村:
いいよ。
もっと重病の人が立て続けに来てるかもしれないし。
先より大分楽になってきた。
長谷部:
(余村さん、真面目そうだから、きっと働き詰めなんだな。
クリスマスも、外でずっと散らし配ってたし。
)
余村:
そんなことないよ。
君ほどじゃないだろう。
長谷部:
え。
。
?
余村:
あ。
。
いや。
。
(しまった、思わず返事をしてしまった。
彼の唇をよく見ておかないと。
)
長谷部:
誰かに連絡しなくてもいいんですか、ご家族の方とか。
余村:
一緒に住んでいないし、風邪ぐらいで連絡が必要なとしてもないよ。
(母親とはずいぶん合っていない。
りっくしゃくして関係は、小学生のごろの親の離婚がきっかけだ。
僕は母の希望で引き取られたはずだったが。
ある日、「母親だからほしくないなんて言えなかった。
」と話す声を聞いてしまったのだ。
以来、笑顔を見せられても母の本音を疑うようになった。
あのころ、祈るように何度も願っていた、「人の心が分かればいいのに」と。
)
余村:
長谷部くん、わるいね。
こんなことに付き合わせてしまって。
長谷部:
お礼です。
薬、もらったから。
あの時、嬉しかった。
余村さんが気づいてくれて。
やっぱり人に気にかけてもらうって嬉しいもんですね。
余村:
そうだね。
僕もいま君が居てくれて心強いよ。
長谷部:
恩返しですから。
役に立てて良かったです。
余村:
ありがとう。
でもこんな遅い時間まで悪いよ。
あ。
。
そうだ、君は酒は好きか。
うちに開けてないのはたくさんあるんだけど、お礼にもらってくれないかな。
長谷部:
酒は飲むけど。
一人では飲みません。
お礼、もし、してもらえるのなら、今度一緒に飲んで貰えませんか。
(不自然だったかな。
飽きれてるかも。
早く返事を言って欲しい。
返事が知りたい。
でも、断られるなら聴きたくない。
返事は。
。
。
。
)
余村:
(長谷部の緊張が言葉でも声でも伝わってくる。
ただ飲みごとへの誘い、でも断るべき誘いだ。
長谷部が真剣なのが分かれば分かるほど、そうしなければならない。
だけど。
。
)
余村:
いいよ。
長谷部:
(嬉しい)
看護婦:
余村さん。
。
余村和明さん。
。
余村:
はい。
(椅子についた手が、長谷部の指先に触れた。
骨っぽい硬い感触。
こちらを見た長谷部の顔は真っ赤に染まっていて、触合った指先が熱くなった気がした。
)
TRACK04
長谷部:
ここです。
余村:
「一月下旬、僕が長谷部の家に招かれた。
」
果奈:
お帰りなさい。
どうぞ、上がってください。
兄がいつもお世話になってます。
妹の果奈です。
余村:
余村です。
お邪魔します。
余村:
(妹から話が出て驚いた。
この家は二人しか住んでおらず。
両親は長谷部が高校一年生のときに、交通事故で他界してしまったそうだ。
)
果奈:
兄が人を連れてくるなんて久しぶりです。
この家は両親が残してくれたんですけど、貯金とかは多くなくて、それで兄が高校卒業してすぐに働いて、わたしを短大にも進学させてくれて。
長谷部:
果奈、余計なことは言わないでいい。
果奈:
なーに、本当のことよ。
別に悪い話はしてないでしょう。
兄は遊び方を知らないです。
働くばかりで。
長谷部:
果奈、つまらない話するな。
果奈:
テリアなんです。
余村:
そうみたいだね。
余村:
「仏頂面が標準装備の兄とが違い、天真爛漫そうな妹さんだな。
」
果奈:
余村さん、ゆっくりしていてくださいね。
兄に親しい人がいるんだって分かって安心しました。
もう本当に私がいなくなったらどうするんだろうって、心配でしょうがないですよ。
余村:
家を出るの。
果奈:
そうですね。
まあ。
。
。
では、私はこれで、ごゆっくり。
余村:
結婚かな。
長谷部:
そうみたいです。
余村:
まだ若いのに。
君も大事な妹を余所の男に渡したくないだろう。
長谷部:
俺と相手と幸せになってくれるのなら、それが一番です。
余村:
君は?
結婚しないの。
長谷部:
ええ、相手もいませんし。
余村:
君の好みもは想像も。
。
。
あ。
。
いや。
。
。
長谷部:
好みはよく分かりません。
急に親が他界して。
。
。
それからなんかいっぱいいっぱいで、恋愛とかする暇がなかったんです。
余村さんこそ、まだ独身ですよね。
余村:
ああ。
。
縁がないみたいでね。
長谷部:
そうですか。
俺はたぶん優しい人が好きなんだと思います。
あ。
。
ええと。
。
おかわり作りましょう。
薄めがいいですか。
(余村さんがうちにいる。
嬉しい。
夢みたいだ。
隣にいる。
)
余村:
(たどたどしいような声。
恥ずかしい不動にストレートな言葉。
長谷部の声は頭に深く響く。
その声に酔ってしまいそうだ。
)
余村:
(今夜は彼の家で。
確か、泊まっていいけばいいけど勧められたんだった。
でもちゃんとう帰れるつもりだったのに。
どうやら沈没してしまったらしい。
まいったな。
)
長谷部:
(余村さん)
余村:
長谷部くん。
長谷部:
(触りたい)
余村:
あの。
。
すまない。
その、眠ってしまって。
ええと、いま何時かな。
帰らないと。
長谷部:
終電ももうないです。
遠慮しないで泊まっていてください。
(触りたい、キスしたい)。
余村:
でもそんな。
初めて来たと言うのに。
いきなり泊まってもらってのは。
。
。
長谷部:
気にし過ぎです。
お気あがれるなら、客間の方に布団を。
。
(触りたい、キスしたい、抱きたい)余村さん、どうしますか。
余村:
ああ。
。
すまない。
ちゃっと寝ぼけて。
。
。
触られてびっくりして。
。
長谷部:
いいえ、構いません。
今布団を用意しますから。
余村:
長谷部くん。
(傷つけてしまった。
)
長谷部:
【起身离开】
余村:
ああ。
。
。
【抱住】「立ちつろうと長谷部の背中に触れ、思わず腕を回していた。
ただその傷を癒したいと、大人の男二人では不自然で、そもそも長谷部の痛みを悟っているのはおかしいと、その時は分かっていなかった。
」
長谷部:
余村さん。
どうかしまし。
。
。
【对视、迷乱】
【吻上】
長谷部:
余村さん。
。
。
【吻】
余村:
「不思議なほど拒もうという選択肢はなかった。
瞼を落とすと、長谷部の熱っぽい眼差しが見えなくなり、唇と心の声だ、彼を感じていた。
」
長谷部:
「余村さん、好き、好き、」
TRACK05
長谷部:
そうですか。
次の交差点は。
。
余村:
「お年寄りに道案内か。
真面目な長谷部らしいな。
夕べ、僕は長谷部とキスをした。
繰り返したのは淡いキスだったのに。
唇が離れたらとは、二人とも息が上がってしまっていた。
自分は同性愛の気があるのだろうか。
でもいくら考えてもそうは思えなくてあれは酔った上での間違いに思っていた。
」お疲れ様です。
親切だね、君は。
長谷部:
仕事ですから。
余村:
長谷部くん。
昨日は、変なことしてすまなかった。
どうも僕は酒癖が悪いところがあって。
君は?
君もそうなんだろう。
長谷部:
「違う」そうです。
驚かしてすみません。
余村:
それは知る限り、僕の前で長谷部のついたはじめての嘘だった。
心の声さえ聞こえなければ、何も聞かなずに、良い友人になれていただろう。
いや、今からだって、友人でいられる。
これからはもっと長谷部の心の声を聞いてしまわないように気を付けて、そうすれば。
。
。
」長谷部くん、またよかったら、一緒に飲まないか。
今度は外とかでもいいし。
長谷部:
余村さん、なんかいいことでもあったんですか。
余村:
君と飲めるのが嬉しくてさ。
長谷部:
そうですか。
ならよかった。
それ、刺身酱油はこっちですよ。
「手撞到一起」
余村:
あ、ごめん、違うな。
びっくりすると。
「気をゆれめると、声を聞いてしまう。
長谷部の心の声を聞いてしまわないよう集中力を必要としているせいで、不良のことにカビになっていた。
」
小寺健二:
あれ、もしかして余村?
余村:
ああ。
。
。
小寺健二:
なんだ、やっぱりそうじゃん。
ひさしぶり、まさかこんなところで会ったな。
余村:
「前の会社で同期だった小寺健二。
友人のはずだった男。
でも、僕の耳に届いた心の声は「こいつさえいなくなってくれれば俺の仕事は過小評価されることもないのに。
」という小寺の本音だった。
その声にショックを受け、僕は前の会社を辞めた。
」あ。
。
小寺、久しぶりだな、仕事の帰りか。
小寺健二:
お前、今、どこで働いてるんか。
ソフト関係なんだろう。
お前のことだから、どうせい大手にきまって。
。
余村:
契約社員だ。
半年前から電気屋に勤めてる。
小寺健二:
電気屋?
なんだそれ、おいおい、お前がパソコン売ったりしてんのか。
お前にはそんな仕事、もったいないだろう。
何があったんだよ。
理由も教えないで、急に止めちまうし、心配してたんだぞ。
余村:
「小寺に悪気にないのかもしれない。
会社を辞めた原因になったと言っても恨む気持ちはない。
何かと比較されてしまう同期入社だ。
そういえば、よく残業どうさくなっても、一緒に飲んで帰ったっけ。
」
小寺健二:
余村、お前がいなくなって寂しかったよ。
「本当、お前が辞めてくれてよかったよ。
電気屋の契約社員だって、わらっちまう。
」また前みたいに一緒に飲みに行こうぜ。
楽しかったろう。
毎晩仕事帰りに盛り上がってさ。
長谷部:
余村さんは、どうして前の仕事を辞めたんですか。
いい会社に勤めていたみたいなのに。
余村:
仕事はすきだったけど、別にいい会社でもなんでもないよ。
長谷部:
あの人、仲良かったんでしょう。
なんか友達みたいだった。
余村:
友達じゃない。
あいつは友達なんかじゃない。
仲がいい、どうしてそんなことが分かる?
ちょっと見てぐらいでなにがわかるって言うんだ。
人の気持ちがどうなってるかなんて、読んででもみないと分らない。
ああ。
。
いや。
。
ごめん。
ちょっと悪いをしてみたいだ。
少し休んで酔いを冷ますよ。
君はさきに帰ってくる。
長谷部:
だったら、付き合いますよ。
もうちょっと行くと公園があります。
余村:
変なこと言ってすまなかった。
長谷部:
人の気持ちが読めたら本当にいいですね。
俺、読みたい人がいるんです。
その人の気持ちが分かったら、どんなにいいだろうと思います。
さっきの人と余村さん、俺から見ると、やっぱり親しいそうでしたよ。
余村さん、人付き合いは苦手って言ってたのに。
余村:
あれは向こうが一方的に。
。
。
長谷部:
俺、鈍いんでしょうか。
時々、余村さんが何を考えてるのかわからなくなる。
俺のこと、もしかして本当はいやがってますか。
だったら、そう言ってください。
俺の家で寄ったとき、キスとか、変なことしたせいで、意識されてるのかなってと思ったけど。
余村さん、あの後も普通に飲みに誘ってくれて、でもなんかやっぱり時々変で、考えれば考えるほどわけが分からなくなるんです。
俺、他に何かしましたか。
余村:
考えすぎたよ。
あれは自分の酒癖が悪かったせいだ。
君を嫌がったりしてない。
帰ろう。
こんなところにいつまでもいたら君だって風邪を引いてしまう。
长谷部:
【止住余村的行动】
余村:
ちょっと、長谷部くん、あの、腕を放してくれないか。
長谷部:
すみません。
「好きです。
」余村さん、すみません。
「好きです」好きです、あなたが好きなんです。
余村さん、俺の声、聞こえていますか。
長谷部:
驚かないんですね。
もしかして、気づいていたんですか。
本当に余村さんはなんでも見通しなんだな。
いきなり抱き締めたりしてすみません。
もう一緒に食事はできませんね。
余村:
え。
。
?
長谷部:
俺、分かりました。
俺は好きな人と友達付き合いはできないみたいです。
ちょっとのことでイライラしてしまって、たぶん嫉妬ですね。
男同士では笑えるでしょう。
すみません、言わないでいようと思ったんですけど。
余村さんを困らせるだけなのは分かってたし。
気にしないでください。
明日からまた普通にしますから。
余村:
あの、長谷部くん。
長谷部:
引き止めたら、俺、勘違いしますよ。
俺、鈍いから。
勘違いします。
あなたも俺のこと、好きなのかもって。
余村:
遠慮しないで、上がってくれ。
長谷部:
はい、お邪魔します。
余村:
適当に座ってくれていいよ。
長谷部:
「なんで俺を引き止めたの?
家に誘ってくれたの?
この人、俺をどう思ってるんだろう。
」
余村:
「どうして。
。
長谷部は潔い男だ。
「明日からは普通に」と宣言したからには、本当に何事もなかったようにしてみせるだろう。
分かっていたから、そうなってしまうのは嫌だった。
だから引き止めた。
」話をしよう。
長谷部:
話?
余村さんはGAYなんですか。
余村:
違うと思う。
君は?
そうなのか。
長谷部:
分かりません。
あなたしか好きになったことはないから。
一人でもそうだって言うなら、俺はGAYなんだと思います。
ごめんなさい。
この間のキス、俺は素面でした。
酔っ払ってっていうのは嘘だったんです。
余村:
長谷部くん。
長谷部:
寝顔を見てたら、なんか変な気分になってしまって、その後、余村さんに手叩きをおとされて、はあ。
。
やましいこと考えてたから罰があたったかなって思ってたら。
今度は抱き締められて、なんかも俺、わけは分かんなくなって、気づいたらキスしてました。
その後、余村さんが酒癖の話をしたから、じゃ、、合わせたほうがいいのかなって。
違うな。
少しほっとしていたかもしれない。
すみません。
嘘をついたんです。
余村:
「長谷部が嘘をついたんじゃない。
なかってことにしようとした僕にそう仕向けられただけだ。
」
長谷部:
やっぱり驚かないんですね。
どうして、余村さんには、なんでも分かってしまうんだろう。
キスしたい、触りたい、俺、余村さんにはもう嘘はつかない。
嫌ですか。
余村:
「裏を持ってのない男だ。
本音を探ろうとすればするほど、それが分かり、引かれて行く。
」長谷部。
。
君。
。
。
長谷部:
「触りたい。
。
余村さんの体。
。
」余村さん「触りたい。
」ダメ。
。
ですか。
余村:
いや。
。
長谷部:
「小さいけど、いい、乳首なんだ。
」
余